「小笠原空港」東京都が航空路開設のための調査費を計上

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東京都の離島は新島、式根島、神津島、八丈島、青ヶ島など旅していますが、とても遠くに感じていてまだ訪れたことがないのが小笠原諸島です。東京から1,000kmのところにあり、現在の交通手段は船のみで、定期航路の「おがさわら丸」で24時間かかります。東京から沖縄まで船で行くような感覚でしょうか。とにかく遠いです。

もし飛行機があればもう少し気楽に行ける島になるでしょうし、島民の利便性も向上するはず。ただ、観光客が増えすぎても環境には良くないでしょうし、そもそも不便でも楽しいと思える人たちが小笠原に集まっているのだろうなぁ、とは思うのですが。でも、もともと小笠原に住んでいる人は「もう少し便利になって欲しい」と思っているかもしれませんね。

というところで、小笠原空港、いよいよ実現か 航空会社はどこで、どんな飛行機が飛ぶのかという記事があったのでご紹介です。

東京都の小池知事は2018年1月5日(金)の定例会見で、平成30年度予算案に小笠原諸島での航空路開設のための調査費を計上したことを明らかにしました。航空路を開設することによる地域への影響や、使用機材の選定などを実施するといいます。都は2017年7月、小笠原村との協議会をおよそ7年ぶりに開催、父島に空港を整備する方向で検討することを確認していました。

定期船を利用した小笠原への旅行は基本的に5泊6日の期間が必要」ということで、観光に行くにもハードルは低くはありません。過去には高速船が建造されたこともありますが、原油価格高騰で採算が取れないと判断され、100億円以上かけて建造された高速船は解体されてしまったそうです。もったいない。

空港の建設地として検討されているのは、世界遺産の範囲外であるため開発が可能で、旧海軍の飛行場跡地も残っている父島の州崎地区です。当初1200mの滑走路を計画していましたが、付近の峠を削る必要があるため環境への影響を配慮し滑走路の縮小案も出ているようです。

Googleマップでみるとこのあたりでしょうか。

滑走路らしき跡地が見えます。八丈島の空港も戦時中に作られた滑走路を利用していたことを思い出しました。

どんな航空会社がどんな飛行機を飛ばすのかといった課題もあるようですが、もし航空路が開設されたら2時間半程度のフライトになるようです。

調査から空港の整備までを考えるとかなり時間はかかるのでしょうが、小笠原諸島へのフライトが可能になると、東京都の離島ヘの注目もかなり高まるのではないでしょうか。

離島旅の記事もいろいろと書いていますので、ぜひご覧ください!

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