【VRChat】Quest対応ワールドでここまでできるのか!っていうのを京セラが追求しているので「京セラ レーザーコンセプト製品バーチャル展示ブース」は今見ておくべき

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京セラ株式会社が、B2B分野として第2弾となるメタバース上での「京セラ レーザーコンセプト製品バーチャル展示ブース」を開設しました。開発中の京セラレーザー製品を設置し、目の前に実在するかのように完成イメージのレーザー照明が動作する様子を体験することができます。

レーザー光源が創り出す未来として、レーザーによる光無線通信「Li-Fi」の応用例として期待される光無線搭載の水中ドローンが動作する様子を、海中の視点で体験でけるライドアトラクションがあります。これが必見!

子供の頃に「未来の地球」みたいな図鑑を読んだ記憶がある人も少なくないと思うのですが、まさにあの世界に、自分が入り込むことができます。

「Li-Fi」ってなんだ? と思ったVRChatterは、ぜひ訪問をオススメします。楽しく学べます。何より凄いのは、Questにも対応しているライドアトラクションです。完全にテーマパークです。

今回はプレスツアーに参加して体験してきました!

レーザー製品に感じる未来の可能性

今回、京セラが展示している“レーザーコンセプト製品です。

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いずれも「光が超強い」というのが特徴です。

「Nano FlashLight」はLaserLight SMD(レーザーライト表面実装部品)を搭載し、1km先まで照らすことのできる懐中電灯です。ヤバい、1km。既に商品化されていおり、アメリカでは警察や消防隊が採用しているそう。

200万カンデラという超高輝度を実現した投光器の「MultiSport Module M7」は開発中ですが、暗闇の海上でのレスキュー用途を想定しているそうです。ヘリコプターに搭載されるのでしょうね。

「Headlight」は薄型の車載ヘッドライトモジュールで、600m先をも照らし出せるのですが、これはドイツのアウトバーンを時速200kmとかで走る際のニーズに対応できるそうです。実車に搭載されています。

既に商品化されているものもあり、つよつよの懐中電灯とか欲しいと思ったのですが、個人的にも未来を感じ、興味をそそられたのが「DataLight」です。これが、例の光無線通信「Li-Fi」の製品です。

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「Li-Fi」というのは、空間でピカピカと光で通信を行う光通信なのです。この装置の話を聞いてイメージしたのは、船に設置された発行器をピカピカと明滅させ、モールス信号で通信する通信方法です。あれを超高速にやっているのが「Li-Fi」ということですよね?

水中では電波が通りにくいのでWiFiは使えません。そのため、水中での高速通信として「Li-Fi」が期待されています。他には飛行機の中などでも期待されているということでしたが、要するに2箇所を光で結ぶことができれば配線がいらないので、障害にも強そうな気がします。病院の建物にも良いですよね。

というようなことを、メタバースで実際の製品を手に取りながら体験することができるのです。

メタバースでレーザー製品を体験しよう

それがVRChatに開設された「京セラ レーザーコンセプト製品バーチャル展示ブース」です。

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京セラといえば、2022年11月の日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)出展にあわせ開設したメタバース展示会ワールドが記憶に新しいですが、あのワールドが地上に降りて、さらに展示内容がリニューアルしているのです!

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継続性のある取り組みとなっていて凄いです。

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レーザーコンセプト製品を手に取れるほか、半導体レーザーの仕組み解説のコーナーがあったりと、もういちど何かを勉強し直したいという人にもぴったりの展示になっています。

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大人になると、こういうの詳しく知りたくなるのですよね。学生時代はあんなに科学系の勉強は苦手だったのに。大人の社会科見学にぴったりのワールドです。

そして、大人の社会科見学として最たるものが、海中での「Li-Fi」を体験できるライドアトラクションです。

水中ライドアトラクションを体験

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海洋ドローンの「Li-Fi」通信を行うには、海の中でも減衰しない強いエネルギーをもった光が必要にで、そこで京セラでは独自の「GaN(窒化ガリウム)青色レーザー技術を使った「Li-Fi」の実用化に向けて開発に取り組んでおり、海洋ドローンはその応用例の一つになるそうです。

水面を進んでいた船が、途中から水中に進み「Li-Fi」を使用した水中ドローンが働く様子を体験することができます。

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海の上にある船から海中のドローンに向けて光で命令を届ける仕組みになっており、海の底に設置された定置網の補修作業をドローンが行っている様子です。

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「Li-Fi」があることで、水中ドローンが自由に動き回って作業できるのがよく分かる体験となっています。

Questで体験するライドアトラクションが美しすぎる

今回、ぼくは「Meta Quest 2」でプレスツアーに参加しました。必ずQuest対応ワールドになっているのが京セラのメタバースの素敵なところですが、今回は特に凄かったのです。海中の表現が。

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メンダコやクリオネの動きのリアルなこと!

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眼下や眼の前を行き交う魚群のリアルなこと!

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何気ない海藻の動きのリアルなこと!

これまでにもQuest対応の流麗なワールドはいくつも体験し、その度に凄い凄いと息を飲んできたのですが、今回は頭一つ抜けたようなリアルさを体験してしまいました。

海の表現から、海にいる生物たちまで、何もかもが自然なのです。リアルをそのままリアルに表現しているのではないのです。ここはあくまでもメタバースなのですが、メタバースにありながら、何もかもが自然なのです。凄すぎるのでクリエイターたちに敬意を表したい気持ちです。

いくら言葉を尽くしても伝わらないと思うので、ぜひQuest単機ユーザーの人も、京セラワールドにアクセスしてみてください!

フロアツアーに参加しよう

VRChatの「京セラレーザーコンセプト製品展示ブース」では、ガイド付きのフロアツアーが開催されます。

期間は2023年6月29日〜7月2日で、各日3回のガイド付きツアーが開催予定です。時間は20時、21時、22時集合となっています。

ワールド名:Kyocera Laser World
参加方法:VRChat ID : kyocera1 に Join

1人で巡るのも良いですが、ライドアトラクションはみんなでワイワイと乗ると楽しいと思うので、ぜひ参加してみてください!

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コグレマサト
ブロガー/2004&2006アルファブロガー/第5回WebクリエーションアウォードWeb人賞/ブログ&ツイッター&LINE26冊執筆/HHKBエバンジェリスト/ScanSnapプレミアムアンバサダー/カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使/カルガリー名誉市民/チェコ親善アンバサダー/おくなわ観光大使/オジ旅/かわるビジネスリュック/浦和レッズサポーター/著書多数