「油」と健康の関係

「油」は控えなくても大丈夫?という記事。

どうすれば「カロリー控えめ」で健康的な食生活が送れるのだろうか。多忙なビジネスパーソンとしては、外出先でフライや天ぷらなどの揚げ物を極力頼まないようにしたり、野菜を多めに取るよう心がけるくらいが精一杯、というところだろう。

ところが、ですよ。

日頃、食事からとっている「油」の多くは揚げ物、炒め物といった油を使用した料理からではないんだそうです。それよりも肉などの食品自体に含まれている油の方が多いんだとか。

日本植物油協会の2003年のデータで、食品別に摂取している脂質量の1日当たりの平均をみると、そのうち植物油やマーガリンなどのいわゆる「油脂類」によるものは13.3gにすぎず、肉類や卵類、乳製品など、一般の食品自体に含まれている油からの脂質の摂取量が42.0gにも上っている。

こんなに違うんですか!

ということで、マヨネーズやサラダ油を控えるというよりは、肉類や乳製品を控えることに気を使った方が良いのかもしれません。血液をドロドロにする「飽和脂肪酸」摂取の約9割は、肉類など食品中の目に見えない油の摂取によるそうです。

しかし、血中のコレステロール値を下げる「オレイン酸」は牛のヒレ肉に46.0%、鶏のもも肉に43.2%含まれているそうで、要はバランスのとれた食事を適量で、ということなんでしょうね。ちょっと意識するだけでも全然違うと気がします。

あるあるダイエットブック―発掘!あるある大事典II (2005)

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