「Facebook」仮想通貨・ICOの広告を全世界で全面禁止へ

2018 01 31 1147

NEMが大流出した「コインチェック騒動」もまだ落ち着きませんが、Facebookが仮想通貨や仮想通貨を使った資金調達であるICO(Initial Coin Offering)を全世界で全面禁止することを発表していました。フェイスブック、仮想通貨の広告を全面禁止へ ICOも対象、全世界でという記事になっています。

米フェイスブックは30日、仮想通貨や同通貨を使った資金調達(ICO=イニシャル・コイン・オファリング)に関する広告を全世界で禁止すると発表した。これら広告が詐欺的行為を助長しかねないと判断したため。

具体的に「(短期の相場の上げ幅を予測する)バイナリーオプション、ICO、仮想通貨」が挙げられており「退職金で(仮想通貨の)ビットコインを買おう」といった表現でも規制対象になるということです。

「違法かどうかにかかわらず、まずは仮想通貨を推奨する全ての広告が対象になるとみられる」ということで、つまりFacebookで仮想通貨絡みの広告を目にすることはなくなる、ということですね。Instagramも同様の措置が取られます。

日本では年末から「コインチェック」のテレビCMが始まってユーザーが激増したはずですが、こちらも何らかの規制がかかる可能性があると見るのが自然かもしれません。そもそも仮想通貨のテレビCMはできなくなる、とか。

Facebookは「詐欺や虚偽を恐れることなく、フェイスブック上の広告を通じて人々が新しい商品やサービスに出会い、知ることをわれわれは願っている」としています。

また、仮想通貨の口座開設に誘導するアフィリエイトも、一般社団法人日本仮想通貨事業者協会より「仮想通貨取引の広告取扱いに関する会員への要請について」というものが出ていまして「アフィリエイト広告管理」が含まれているため、これまでのような仮想通貨を煽る記事やツイートは減るものと予測されます。

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