NHN Japanがライブドアを買収したことはお伝えしましたが、その金額は63億円でした。
「ライブドア」を63億円で韓国大手に売却という記事になっています。
ライブドアはブログ会員約340万人を持つなどの強みがある。都内で記者会見したNHN日本法人の森川亮社長は「ライブドアという社名、ブランド名は継続して使用する。(NHNの)中核事業として成長させていきたい」と述べた。
ライブドアという社名、ブランドはそのまま残るのですね。NHN Japanはライブドアを子会社として、日本事業を拡大したい意向です。
LDHは売却の理由を「(粉飾決算事件をめぐる)訴訟対応が当社の重点経営課題となる中、経営の効率化を図るため」としています。LDHって、そういう存在だったのですね。
LDHによる事業整理はライブドア売却でほぼ終了し「今後は株主から起こされている損害賠償請求訴訟の対応などに専念」するそうです。
LDH、同人ソフト販売のエイシスをゲオに売却というニュースも出てきています。
エイシスはライブドアの子会社。LDHはライブドアよりエイシスの全株式を19億円で取得し、ゲオに譲渡する。
ライブドア→LDH→ゲオと譲渡されます。また「ライブドアは株式の譲渡に先立って、LDHをはじめとした株主に30億円の配当を実施」するそうです。
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NHN Japanグループは今回の株式取得を通じ、NAVERとlivedoorの連携を強める。NAVERのユーザー参加型検索プラットフォームに、ライブドアのlivedoor Blogやlivedoor Wikiなどのコンテンツを連携させ、さらにlivedoorにNAVERの検索技術やノウハウを提供する。
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また、現在は係争中のLDHと資本上のつながりがあることから、LDHの主要株主らは「新サービスへの投資に対する寛容度が高くなかった」と指摘。しかし、NHN Japanへの資本異動後はLDHから完全分離することで、韓国NHNグループの支援を受け、新規事業の開発やM&Aに加え、日本発のサービスをアジアほか海外へ展開することも視野に入れるとした。
NHNは、日本でも検索サイトの「ネイバー」やオンラインゲームサイト「ハンゲーム」などを運営している。ライブドアの買収で日本事業を拡大したい考えだ。
ライブドアが運営するポータルサイトやブログ、データセンターなどのサービスについては、引き続きライブドア独自の運営方針のもと、「livedoor」ブランド名で事業を継続するという。