線路内を勝手に舗装して“踏切”を作った73歳

“マイ踏切”造って73歳男逮捕という記事より。

広島県警安佐北署は7日、JRの線路内を勝手に舗装して「踏切」をつくったとして、威力業務妨害の疑いで、奈良県橿原市の無職・升岡了容疑者(73)を逮捕した。

容疑者の実家の目の前に畑があるのですが、そこに行くには60m離れたところにある正規の踏切を渡るしかありません。

容疑者はそれまでは線路内を横断していたようですが、歩きにくいことからJR西日本に踏切設置を訴えていたのだそうです。

しかし認められずに、自分で作ってしまったということです。

実家
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====(線路)
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畑畑畑畑畑
畑畑畑畑畑
畑畑畑畑畑

記事には写真も掲載されていますが、なるほどこれが自作の踏切ですか‥‥。「付近の踏切をご利用下さい」という看板が立てられていますね。

「点検は妨害していない」と供述しているということですが、こういうものを作ってしまうこと自体が妨害なのでしょうね。

「芸備線は、1時間に上り下りあわせ2~4本の運行しかなく、これまで列車に影響はなかった」ということですが、今後は撤去することになるようです。

しかし運転士も、ある日から突然、なかったはずのところに踏切ができたりしたら驚いたでしょうね。

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升岡容疑者の“犯行”と判断したJR西は翌19日に撤去を求めたが、「撤去はしない。JRが勝手に撤去したら作り直してもらう」などと聞く耳持たずの強硬姿勢。JR西は同署に今年1月11日に被害届を提出し、この日の逮捕となった。

「畑行くのに面倒じゃけぇ」と実家前に「私設踏切」

容疑者は1999年ごろから、JR西日本に対して「もともと畑から家に通じる道があった。行きやすくすればいいじゃないか」と踏切の設置を要求していたという。現場から約100メートル南(広島寄り)に本来の踏切が設けられている。