「花山椒」と「花椒」が違うことを食べて知った

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2022〜2023年の冬は「きになるき」の正田店主とキャンプしており、出張料理がごとく様々な料理を堪能させて頂きました。そんな中、人生において一つの発見がありました。

それが「花山椒」と「花椒」の違いを知ったことです。

「花山椒」と「花椒」は違う

「花椒(ホワジャオ)」は麻婆豆腐など辛い中華料理で使用されるスパイスで、ビリビリすることで知られています。ぼくも大好きなスパイスです。

一方「花山椒」というのも目にしたことがあり、この「花山椒」の実が「花椒」だと思っていたのですが、実は別物であることが、このキャンプで判明したのです。

正田さんがおもむろに、仕込んできた角煮を温めます。角煮を温めつつ、目玉焼きを焼きます。そして、取り出したのが花。それが「花山椒」でした。

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角煮に目玉焼きというコンボだけで美味しそうですが、そこに冠されたのが花山椒です。小さな黄色い花です。

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もとはこんなパッケージなのですが、これだけで1,000円以上すると言っていたような記憶があるので、なかなか高価なものなのだと思います。

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そんな高価なものを贅沢にたっぷりと使用。

ここで「花山椒」と「花椒」の話になったのですが、名前はよく似ていますが、違うもの。

「花山椒」は、山椒の花なのです。山椒は日本原産で、鰻を食べるときなどに実を粉末にしたものを使用しますよね。その実がなる前の山椒の花が「花山椒」というわけです。

「花椒」は中華料理によく使われますが、ミカン科サンショウ属の植物であるのは山椒と同じですが、中国原産の調味料となります。山椒よりもシビ辛が強い印象があります。

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ということで、はじめて「花山椒」を意識した料理を食べましたが、フレッシュな山椒という感じで、こってりとした角煮にとてもよく合いました。まさかキャンプでこんな食べ方ができるとは。

「花山椒」と「花椒」の違い、勉強になりました。