
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の計画が見直されることになるようです。安倍首相が建設計画を見直す考えを表明する方向で最終調整に入っているということです。新国立見直し、首相きょう表明へ ラグビーW杯会場断念という記事になっていました。
安倍首相は16日、新国立競技場の建設問題について「国民の皆さまの声に耳を傾けながら、東京オリンピック、パラリンピックが成功するよう万全の準備を進めていきたい」と記者団に述べ、計画見直しに前向きな考えを示した。
費用的にも、時間的にも、オリンピックに間に合わせるならギリギリのタイミングなのでしょうし、ここで見直しをしたらラグビーW杯には間に合わない、ということなのでしょう。「ラグビー界に影響力が強い森氏と17日に首相官邸で改めて会談し、協力を求める」ということです。
そもそも、日本ヘラグビーW杯を招致に尽力したのは森喜朗元首相ですし、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長でもありますので、新しい国立競技場は悲願というか、思い入れがあるのでしょう。だから、あのような計画になったし、なかなか見直しも進まないのだろうと思って見ていましたが。
しかし、森喜朗元首相は「ラグビーありきではない」とインタビューで語っていました。「そんなこと言うならラグビーはWR(ワールドラグビー)と話をつけて日産スタジアム(横浜)に行くか、味の素スタジアム(調布)に行くかという話になる」と。
そうであれば、新国立競技場の計画見直しも前進しますね。
「あんな生牡蠣をドロッと垂らしたようなデザイン」など、なかなか散々なことも言ったり、下村博文文科相と猪瀬直樹氏に関しては「あの2人は会う度にそれぞれが自分の手柄のようにアナウンスするからカチンとくる」と言ったり、かなりぶっちゃけインタビューになっています。