
ソフトバンクの孫社長が、SIMロック解除について業績発表の中で「総務省の意向には従う。抵抗勢力としてやるつもりはない」と、コメントしているようです。ソフトバンク孫氏、SIMロック解除に「総務省の意向に従うが、極端に流れは変わらない」 – CNET Japanという記事になっていました。
ソフトバンクは11月4日、2015年3月期 第2四半期(4~9月期)の連結業績発表の中で、ソフトバンク代表の孫正義氏は「総務省の意向には従う。抵抗勢力としてやるつもりはない」と語った。
孫社長は「日本のユーザーでSIMロックのかかっていないiPhoneをアップルストアに買いに行った客はほとんどいなかったのが実態」「わざわざ7万、10万を出して買うユーザーは、ほとんどいなかった」などと、SIMロックフリーの端末で日本の携帯電話市場が極端に変わることはないだろう、との見解を示しています。
どうなんでしょう。まだ小さな風穴かもしれませんが、確実に格安SIMにMNPし始めている人たちがいます。iPhoneは高価ですけど、ビックカメラの店頭では2万円前後の端末がたくさん売られていましたしね。そもそも、そうやってSIMロックフリーの端末が購入しやすくなれば、月額料金が安くなる格安SIMに普通に流れていくのでは、と思いますが。
キャリアが安い料金プランを出せば、既存のユーザがそっちに流れてしまうのは目に見えているので、格安SIMに対抗することは難しいと思われます。そうなると、高いけどサポートなども含めて安心感のあるキャリアに残り続けるか、自己責任でやるという格安SIMに流れる二つの流れになるのでしょう。
SIMフリーiPhoneはリセールバリューが高いですし、複雑な料金プランや縛りから解き放たれたという安心感も大きいですけどね。
2014年はSIMフリー元年だと書いていましたが、2015年はSIMフリー普及の年になると思います。