アール・ヌーヴォーを代表するチェコの画家アルフォンス・ミュシャ作品が浦和に!うらわ美術館で「ミュシャ グラフィック・バラエティ」開催中(6/20まで)

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アール・ヌーヴォーを代表するチェコの著名イラストレーター/画家として知られるアルフォンス・ミュシャの作品展が「ミュシャ グラフィック・バラエティ」として、埼玉県さいたま市のうらわ美術館で開催中です。

「ミュシャ グラフィック・バラエティ」開催中

ムュシャは祖国を思い描いた20枚の連作「スラヴ叙事詩」の画家としての顔と、フランスで描いた商業ポスターで名を知られるようになったイラストレーターとしての顔があります。アール・ヌーヴォーの旗手として知られ、多くのポスター製作を行いました。

今回の「ミュシャ グラフィック・バラエティ」は、商業ポスターだけでなく、本、雑誌、ポストカード、切手、紙幣、メニューや商品パッケージなどのほか、ミュシャ様式の教科書ともいうべき図案集「装飾資料集」など約550点の作品が展示されています。

チェコで「スラヴ叙事詩」を見たことがありますが、あの連作も圧巻です。そこに至るまでのムシャの系譜として、商業ポスターがあるのですが、ミュシャというとそちらをイメージする人のほうが多いかもしれません。。

撮影禁止の習作もありますし、とにかく作品点数が多く、じっくり見たら3時間以上はかかるのではないでしょうか。見応え充分の展示となっています。

今回はチェコ政府観光局から招待券を頂いたので、うらわ美術館で「ミュシャ グラフィック・バラエティ」を見てきました。

※チェコの親善アドバイザーを務めています。

うらわ美術館はロイヤルパインズホテル内に

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うらわ美術館は、中山道沿いにあるロイヤルパインズホテル内の3階にあります。今回はギャラリーABCで展示が行われていますが、かなり広いスペースです。

入場時には手指消毒、体温計測に加え、入館のために氏名、電話番号を提出します。新型コロナウイルス感染対策はばっちりと言えるでしょう。平日ということもあるかもしれませんが、館内は人もまばらで密にはなりませんでした。

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ミュージアムショップもあり、ミュシャ作品やそれをモチーフにしたグッズを購入することができます。

1枚だけ撮影可能

チェコで見て、2019年には渋谷で見て、久しぶりのミュシャ展となりました。渋谷で見た「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」とも、展示されている作品が違うように感じました。

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今回の展示でユニークだったのは、気に入った作品を1枚だけ撮影できるというもの。ふだんは撮影禁止のようですが、コロナ禍であることを考慮し、美術館に来られない人のため、1点のみ撮影可能となっているのです。

気に入った作品を選ぶ過程も、展示会を楽しむ要素としてほしい、とのことです。

ということで、ぼくが1枚だけ選んだのはこちらです。

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「舞台衣装」という書籍から抜粋された「イザナギとイザナミの舞台衣装」です。1890年の挿絵です。

「舞台衣装」というのは、当時、上演されていた延期げで役者が身につけていた衣装を紹介した月刊誌点点ということなので、このイザナギとイザナミも舞台化されていたということなのでしょうね。

「アール・ヌーヴォー」は日本の浮世絵に影響を受けているということですが、日本が主題の舞台も演じられていたのですね。ミュシャが日本のものを描いているのは初めてみました。

新しさと懐かしさのある作品群

およそ100年前の作品なのですが、特に商業ポスター、イラストに関しては古さを感じません。登場する女性も現代的です。現代の作品にも通じるような、不思議な感覚です。

ミュシャの作品が与えた影響というのは、あちこちに残っていて、そのためそれらを無意識に目にしているから、あまり古さを感じない‥‥というのもあるのかもしれません。

ミュシャが後世に与えた影響に関しては、ぜひ日本の漫画家にも影響を与えたミュシャの足跡を辿る展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」もご覧ください。みなさんが知っている様式もあると思います。

まあ、凄い。とにかく凄い。チェコ、渋谷に続いて、まさか地元の浦和でミュシャ作品を見られるとは思いませんでした。

感染対策もしっかりしていますので、近隣の方はぜひどうぞ!

ちなみに「ミュシャ」というのはフランス語の発音で、チェコだと「ムハ」に近いそうです。そのため展示も全て「ミュシャ(ムハ)」と書かれていたのも印象に残りました。

開催情報

会期:2021年4月17日~6月20日

休館日:月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日

開館時間:10時から17時(金・土は20時)まで
(ギャラリーへの入場は閉館の30分前まで)

会場:うらわ美術館 ギャラリーABC

観覧料:一般620円、大高生410円、中小生200円

住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティビル3F

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コグレマサト
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ブロガー/2004&2006アルファブロガー/第5回WebクリエーションアウォードWeb人賞/ブログ&ツイッター&LINE26冊執筆/ScanSnapプレミアムアンバサダー/カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使/カルガリー名誉市民/チェコ親善アンバサダー/おくなわ観光大使/オジ旅/かわるビジネスリュック/浦和レッズサポーター/著書多数