
品川で行われた、ScanSnap新製品発表会に参加しました。発表されたのは、WiFiでスマートフォン/タブレットとの連携が可能になったScanSnap「iX500」です。発表会レポートをお届けします。
PFU長谷川社長より挨拶。11年で販売国は100カ国以上。累計200万台。ドキュメントスキャナのベストセラーに。
スキャンスナップへの思い。IT化が進化してきたが、オフィスに目を向けると紙の書類が増え続けていた。
その頃のイメージスキャナはフラットベッドだった‥‥。出来上がったデータも1枚1枚独立しており、非常に扱いにくいものだった。両面印刷やカラーの書類もどんどん増えた。
一つの書類を一つの電子ファイルにする。簡単に行なう。それが命題だと考えた。カラーもあれば両面も片面もある。それを意識せずに処理する。
そういうシーンを考え、結果として書類をセットしてスキャンボタンを押すだけという、勝手に次々にスキャンする‥‥ボタン一発PDFという新しいコンセプトを作り上げた。
2001年にスキャンスナップが始まった。
「カンタン・スピーディー・コンパクト」
「ワンタッチ・直感的に使える」
ブロードバンド環境が整ったのが2007年。スキャンスナップは「Scan to Mail」「Scan to Folder」という電子書類の活用方法を広げた。
日本発のスキャンスナップは、世界中の国々、特に北米で販売が飛躍的に伸びた。モバイルPCも一気に普及した。
時代はクラウドサービスへ。シームレスにダイレクトに繋がることを実現してきた。2010年にはiPadが発売。直後、スキャンスナップの売上は飛躍的に伸びた(従来の2倍)。
2012年、クラウド化によりスマートフォン、スマートタブレットが伸び、世の中はスマートデバイス時代に。
本日、スキャンスナップは新しい世代に移行。新しいスキャンスナップ「iX500」。

ワイヤレスで、ワンタッチで、簡単に、スピーディーにスマートタブレットに送ることができる(デモが行なわれた)。
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宮本専務より。スキャンスナップが目指すのはカタログスペックでは、いかに簡単に使えるかの利便性。
まずはデザイン。本体カラーのブラックはダブルフェイス。使っていない時の周囲との調和。ミラノのデザイン事務所の協力を得て。
最大の特徴はワンタッチでスマートデバイスに接続できること。PCレスで直結。これを可能にしたのが、独自開発のデュアルコアプロセッサー「GI」チップ。画像処理機能をスキャナ本体に内蔵。

2つ目がハイスピード。読み取りまでの時間をS1500の半分以下に短縮している。読み取り時間のスピードアップ、同時処理の徹底など。
3つ目がハイクオリティ。紙を絶対に傷つけないというポリシー。「iX500」では全方位的に紙のサポート範囲を広げ、厚い紙でも読み取れるようにした。
安定給紙を実現するブレーキーローラー構造。さらに消耗品の寿命を拡大。