NTTドコモ、「フルブラウザ」を独占へ――3月に商標出願していたそうです。
NTTドコモが「フルブラウザ」という単語を商標出願していることが明らかになった。出願日は2005年3月22日。携帯電話端末や携帯電話のプログラムなどの区分が対象となる。
出願番号は2005-24770で現在は審査が行われている状態だそうです。
記事によればフルブラウザとは「一般的に携帯電話からPC用サイトが見られるウェブブラウザ」のことを指すと言うことで、最近になって携帯電話でPCサイトが閲覧できるということで非常に注目を集めている技術です。OperaやNetFrontなどが代表格ですね。
“フルブラウザ”という単語は非常に分かりやすく、複数の事業者がサービス提供をしている訳ですから、ドコモの商標出願は波紋を起こしそうな予感もします。
ドコモは商標出願した理由について「フルブラウザという単語をドコモとして使う意志があるためだ」と説明しているということで、ドコモ自身がフルブラウザ関係のサービスを提供する意志がある、ということなんでしょうね。
商標が認められるかどうかは審査による訳ですが、もし認められれば他社は使えなくなる訳で、jig.jpは「フルブラウザの認知度を高めるため、以前よりフルブラウザという言葉をプレスリリースなどで積極的に使ってきた。商標が認められることで自由に使えなくなるのは困る」とコメントしているそうです。
商標自体は認められそうな気がするので、ドコモが独占するのか、それとも他社にも利用する余地があるのか、どうなりますでしょうか。
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仮に商標登録が認められたとすると、これらのライバル企業は“フルブラウザ”という名称を自由に使えなくなる。