
オバマ大統領の再選を勝ち取ったITチームは、どんなメンバーで構成されていたのか? - Publickeyという興味深い記事がありました。大統領選を戦った、オバマ大統領のITチームの分析です。
もちろんオバマ氏が大統領となった2008年の選挙で話題になったFacebookの活用など、ソーシャルメディアによる有権者との交流はさらに進化しており、Tumblrを中心とした画像や動画の共有、オバマ氏自身のツイートなど活発に行われました。
その、オバマ大統領のITチームはどんな構成だったのか、ということが分析されているのですが、人数も凄いしメンバーの経歴も凄いです。
いくつかの記事や分析、ソーシャルメディアでの情報を組み合わせて、IT関連の3つのチーム「ニューメディア」「テクノロジー」「データ」がどんなメンバーで構成されていたかが分析されています。
ニューメディア担当チーム
チーム構成を見ると、従来のインターネット広告やSEO/SEM担当、ソーシャル担当と同じチームにデザイン、ビデオといった担当がいて、それらをブランディングのプロフェッショナルがまとめているというスタイルになっているようです。
テクノロジー担当チーム
このチームではソフトウェアエンジニアが多数いるのは当然として、UXの肩書きを持つメンバーが多数いる点が目を引きます。
データ担当チーム
このチームで興味深いのは、責任者のDaniel Wagner氏が弱冠29歳と若い一方で、おそらく中心人物であろうチーフサイエンティストのRayid Ghani氏がカーネギーメロン大学で機械学習を専攻し、アクセンチュアテクノロジーラボに在籍というハイスペックな経歴を備えているところです。高度な分析を実現するには、こうしたアカデミックな戦力が重要になってくるのかもしれません。
日本での、政治におけるIT活用の現状というのは、どんなものなのでしょうね。個々の議員になると、オフィシャルサイト、ブログ、ツイッターくらいの感じでしょうか。
戦略を立てて分析をして‥‥ということができている人は、ほとんどいないような気もします。選挙活動としてネットが解禁されると、この分野も進化するのかもしれませんが。
進化し、人材も求められるようになるのでしょうね。
詳しい分析は、ぜひ元記事をご覧ください。