
ソフトバンクグループが、2012年1月から全社員2万6000人がGmailに移行するのだそうです。社内メールシステムが「Google Apps」に移行します。
ソフトバンクグループの通信3社(ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、ソフトバンクBB)は2011年末までに、約2万6000人の全社員が使う社内メールシステムを米グーグルのクラウドコンピューティングサービス「Google Apps(Gmail、キーワード解説記事)」に全面移行する。
社員26,000人でのGmail利用というのは「ソフトバンクの導入は最大規模」になるそうです。
ソフトバンク社員は、自席のパソコンや、外出先では社員に配布されているiPhoneやiPadなどからGmailに接続して、電子メールを受信・発信できる。VPN(仮想閉域網)に接続していれば社外のパソコンからも利用できるが、自宅のパソコンなどからの接続はできない設定にし、セキュリティー水準を保っている。
とりあえず、iPhone/iPadがあれば、どこからでもGmailでメールの読み書きができるということなのですね。
気になるコストですが「1人当たり年間6000円(全社員で約1億5600万円)」ということです。1人当たり月額は500円なのですね。
これまで自前で運営していたメールシステムをGoogleに移すことになにる訳ですが「通信事業者ではない一般企業に比べればコスト削減効果は薄い」ようです。
ただし、
電子メールの保存容量制限が1人当たり1ギガバイトから25ギガバイトまで増え、使い勝手が良くなる。
ということで、コストパフォーマンスは良くなると見込まれているのですね。さらに「カレンダーやファイル共有、社内向けウェブサイト作成、簡易アンケート」といった機能も有効活用するそうですよ。
簡易アンケートというのは、Googleドキュメントのフォーム機能だったりするんでしょうかね。
また、法人向けに提供されるようになった「Google+」の活用も、今後は検討するとのことです。
ソフトバンクの中の人たちに、使い勝手はどんなものなのか、感想を聞いて見たいところですね。