
「ナップスタージャパン」が、2010年5月31日をもって全てのサービスを終了することを発表しています。
2006年10月のサービス開始以来、ナップスターが提案するサブスクリプション・サービスによる音楽の聴き放題という新たな音楽の楽しみ方を通じて、たくさんの音楽ファンの方々と出会うことができました。
2006年10月にサービスを開始し、約3年半のサービス期間となりました。
ネタフルでは次のようなエントリーを書いていました。
▼タワーレコードとナップスターで「ナップスタージャパン」
▼ナップスタージャパン設立
▼ドコモとタワーレコードが資本提携
▼ナップスター、定額制音楽配信を秋に開始
▼ナップスター、日本国内の参加レーベルを発表
▼「ナップスター」サービス開始
▼「ナップスター」レポート3発
タワーレコードとアメリカのナップスターとの事業提携により「ナップスタージャパン」は生まれたのでした。
毎月定額を支払うと好きなだけ聴くことができる、サブスクリプション・サービスや、ドコモの携帯電話に搭載された「Napster To Go」が売りでした。
最新の機種でも「Napster To Go」に対応しているものがけっこうあります。最終的にはユーザ数はどのくらいだったのでしょうかね。
(via Twitter / otsune)
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▼ナップスタージャパンの全サービスが5月末に終了-終了後は楽曲再生不可。システム投資が困難なため
サービス終了の理由は、今後のサービス継続のためのシステム投資に対し、事業の収益性が見込めないと判断したため。現在ライセンサーである米Napsterは、米国および欧州の音楽市場に対応するためDRMフリーへのプラットフォーム移行を進めており、日本で現行のサービスを継続するためには、楽曲許諾やシステム運用に関する大規模な支出が必要で、それは困難だと判断したという。
「定額制サービスのユニークユーザーは右肩下がりではなく、現在が最も多いかもしれない」(タワーレコード広報)とのことで、ナップスタージャパン自体も2009年度には単月で黒字化するときもあり、2010年度には通年で黒字化する見込みだったとのことだが、新規システム開発という大規模投資は、採算に見合わないと判断、サービスを終了することになった。
▼「さよならナップスター」音楽配信サービスNapster、日本でのサービス終了
ナップスタージャパンに対するライセンサーである米国Napster, LLC.では、米国や欧州の音楽市場に対応するためDRMフリーへのプラットフォーム移行を進めている。しかし日本市場では大規模な支出が発生し、現行サービスの継続が困難と判断した。