「Chromium OS」Google Chrome OSのオープンソース

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Google Chrome OSのオープンソース「Chromium OS」が公開されています。

Chromium OS is an open-source project that aims to build an operating system that provides a fast, simple, and more secure computing experience for people who spend most of their time on the web.

「Chromium OS」のソースコードが入手可能になっています。

Google Chrome OS Eventで発表イベントの模様がテキストで中継されていたので、ポイントと思われる箇所をいくつか。

・Chrome OSのローンチは2010年
・instant boot
・Chrome OS上のChromeはさらに速くなる
・全てのアプリはウェブアプリに
・全てのデータはクラウドに
・起動は7秒
・ローカルファイルもウェブアプリで開く

スクリーンショットもありますが、ウェブブラウザの中で全てが動いているような印象です‥‥すなわち、ウェブブラウザの「Chrome」が「Chrome OS」として拡張されたイメージなのでしょうかね。

「What is Google Chrome OS?」には次のように書かれています。

– your browser is your operating system

なるほどですね。

なお「Chrome OS」をダウンロードして自分のマシンにインストールことはできず「Chrome OS」が搭載されているマシンを購入するしか入手する方法はないようです。

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Chrome OSの正式リリースは2010年末を目標としているが、その1年前よりオープンソースのプロジェクトとして一般公開することで、製品としての完成度を高めていくのが狙い。

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ユーザーがChrome OS搭載のNetbookを紛失しても、新しいマシンを購入してGoogleアカウントにログインすれば、Webアプリ、キャッシュされたデータ、背景などのカスタマイズデータなど自分のデータにすぐにアクセスできる。

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Googleは、スマートフォンOSのAndroidと同様に、Chrome OSを無償提供するとしている。Web体験を改善すれば、いずれは同社の検索広告事業にプラスになるとの考えからだ。同事業は2008年に約220億ドルの売り上げをもたらした。

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同OS上にはアプリケーションをインストールしないため、従来のOSでのPCの起動プロセスを大幅に削減でき、PCの電源を入れてから数秒でChrome OS上のChromeブラウザを利用できるようになるとしている。またすべてのアプリケーションがインターネット上のサンドボックスで稼働するため、従来のアプリケーションより安全だという。

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