「Dropbox」のように「Amazon S3」を利用し、さらに使いやすくなっていると話題のオンラインストレージ「ZumoDrive」です。

“すべてクラウド”も間近!? 「ZumoDrive」を使ってみた - @ITという記事で、かなり詳しく解説されています。
2009年1月に入ってプライベートベータテストを始めた「ZumoDrive」は、エンドユーザー向けのサービスとしては、現時点で最も先進的な利便性とリーズナブルな価格を実現したサービスの1つだ。ZumoDriveはAmazon S3をバックエンドに使い、ローカルPCのOSに透過的にマウントできる仮想ドライブを提供する。
ローカル環境とシームレスに繋がるオンラインストレージという意味では「Dropbox」と「ZumoDrive」は似ているのですが、決定的な違いがあります。
それが、
・「Dropbox」はオンラインと同じ容量をローカルに持つ
・「ZumoDrive」はローカルにデータを持たない
という点です。実は「Dropbox」で唯一と言っていい不満はココでした。
例えばクラウド上に20GBのデータを置くと、それと同期するPC上のすべてで20GBのフォルダが現れる。従って、新たなPCを購入してDropboxクライアントを入れたときには、20GBのデータのダウンロードが始まることになる。
知り合いとデータ共有をしようものなら、共有した分だけローカルのハードディスクを消費することになりますので、こまめに出したりするのが必要になります。
当方「MacBook Air」でハードディスクが80GBなので、1GBでも2GBでも惜しいのです。「あー、なんとかならないかなー」と思っていたら「ZumoDrive」がなんとかしていたらしい。
これは言い換えれば、4GBのSSDしかないネットブックでも20GBとか50GBのドライブを仮想的に増設できる、ということだ。ZumoDriveはiPhone用の専用アプリケーションも用意しているため、もう8GBとか16GBといった枠にとらわれずに、20GBとか30GBあるような音楽ライブラリでも文字通り持ち出すことができるわけだ。
もう言うことナシですよね。なんでもかんでもオンラインに置いておきたいよ。しかもiTunesまでサポートしているらしいですよ。FLashのフォトアルバムも良さそうですよ。
Mac OS Xクライアントも既に用意されているらしいのですが、残念ながら現在は招待制のため試すことができていません。
バックアップ用のハードディスクを購入しようかどうしようかと思っていたのですが、写真のバックアップはオンラインストレージで、なんてのもそう遠くないのかもしれませんね。
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