Googleのインフラでアプリを動かせる「Google App Engine」という記事より。
米Googleは4月7日、開発者が自作のWebアプリケーションをGoogleのインフラで走らせることができるツール「Google App Engine」のプレビュー版を立ち上げた。
Googleが使用しているインフラ環境を利用することができる「Google App Engine」がリリースされています。
App Engineは一般的なWeb技術をフルサポートし、ストレージ、ユーザー認証やメール送信用のGoogle API、自動的なスケーリングや負荷分散などを提供する。
公開直後に対応している言語はPythonのみですが、今後は他の言語にも対応していくということです。とりあえず先着10,000人が利用可能。
「Google App Engine」のメリットとデメリットという記事で、次のようなデメリットが紹介されています。
ユーザーがアクセスを許されているものは、ほぼすべてプロプライエタリなものだ。ということはつまり、ユーザーのデータはすべて、従来のリレーショナルデータベースとは異なるフォーマットで、Googleの「BigTable」に縛りつけられているということだ。
移転するにしても、その時にはいろいろなツール群が用意されるような気もしますけど。
「Google App Engine」の登場とPaaS–Web 2.5がもたらす変化という記事では「Google App Engine」のことを「Web 2.5」と呼んでいます。
Web 2.5ではPaaS(platform-as-a-service)プロバイダーのおかげで、開発者はウェブアプリケーションをクラウド経由で作成し、ユーザーはそれらをいつでもどこでもウェブに接続した任意のデバイス上で消費することができる。
「platform-as-a-service」というキーワードが出てきました。覚えておきましょう。
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Koomen氏は「トラフィック負荷の増加に応じて、システムを6~9カ月おきに設計し直しているというケースを頻繁に見かける」と述べる。App Engineを使えば、Googleのサーバを何台も利用しながらソフトウェアを配布できるため、こうした問題を回避し、より大規模な利用へと自動的に移行できるという。