GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開という記事より。
このAPIは、「Google Code」内で公開される予定。また、OpenSocialをサポートする企業としては、MySpaceだけでなく、米Facebookを除く多くのSNSが参加することも明らかになっている。
飛ぶ鳥を落とす的な勢いのある「Facebook」ですが、やはり人気の源になっているのはFacebook内で利用できるアプリケーションなのではないかと思っています。
なんとその数、現時点で数千もあるそうです。が、一つ問題があり「Facebook Markup Language(FBML)」という言語で開発しなければならず、汎用性がありませんでした。
急拡大する「Facebook」に対し、そこに目をつけたのがGoogleで、HTMLとJavaScriptを利用してアプリケーションを開発することができる「OpenSocial」というAPIをリリースするのでした。
これに乗ったのが業界1位で「Facebook」に追われる立場の「MySpace」です。さらに「Facebook」以外と言えるかもしれない、数多くのSNSもサポートに手を挙げています。
これにより「OpenSocial」に対応したアプリケーションを開発すれば、多くのSNSで利用できるようになりますので、「Facebook」の優位性が揺らぐ可能性が出てきます。
これは日本ではどういう流れになっていくのかと思いきや早速、ミクシィもSNS共通API「OpenSocial」に賛同 mixiツールバーなど対応へというニュースも出ていました。
同社はmixiツールバー上などで稼働するWeb APIを順次OpenSocial仕様に変更して公開する予定。
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米最大手SNSのMySpaceを初めとして、Bebo、Friendster、imeem、LinkedIn、Orkut、mixiなどのSNS、データベース大手のOracle、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)を手掛けるSalesforce.com、ブログプラットフォーム開発のSix ApartなどがOpenSocialへの参加を表明している。
▼GoogleのSNSプラットフォーム「OpenSocial」にMySpaceが参加
Googleのエリック・シュミットCEOは言う。「Webは次の段階に移行した。Webが重要な社交の場になることは分かっていた。そしてWebが標準化され、オープンで広範に及ぶことも以前から分かっていた。今回の取り組みなど現在のさまざまな行動がそれを示している」