オンラインプリントを無料で利用できる写真共有サービス「Priea」という記事より。
Prieaは、2GBのディスク容量を用意した無料の写真共有サービス。JPEG画像のアップロードに対応し、1ファイル10MB、同時30枚までアップロードできる。アップロードした写真は、ドラッグ&ドロップ操作で整理が行なえる。
新たな写真共有「Priea」がリリースされています。なんといっても特徴は、無料のオンラインプリントサービスに対応していることでしょう。

1回あたり30枚まで、1カ月あたり2回(合計60枚)まで利用が可能。これは、プリントする写真にスポンサー企業の広告を挿入することで無料を実現したもの。
写真に広告が入るという新しいビジネスモデルです。1回30枚で月に2回で60枚まで使えるというのは、使い出はありそうです。
広告が入ることを嫌だと感じる人もいるでしょうが、そういう人はもともと有料のサービスを利用していますよね。
何より「Priea」が素晴らしいのは、写真共有というサービスを日本で一般に認知させるかもしれないということ。
これまで写真共有というと、日本では英語版にも関わらずFlickrが有名で、いまいち日本の写真共有は盛り上がり切っていないような印象だったのですが、写真が無料でプリントできるというインパクトで、写真をアップロードして共有するというカルチャーが広まるかもしれません。
まずは「Priea」としては試して貰うことによる認知拡大、利用者増になるキラーな機能という訳ですね。ロゴが入るのが嫌な人向けの有料プランもすぐに登場しそう。
利用者としては、このくらいの広告だったらOKかもしれませんね。フォトフレームに入れてしまえば広告部分は見えなくなってしまうかもしれないし、そこだけカットしてしまっても‥‥なんて、あんまりこんなこと書いてはいけないのかもしれませんが。
だって送料まで無料なんですよ。とりあえず使ってみるでしょー。
ただし、容量2GB、一度にアップロードできる写真が30枚までというのは、ヘビーなユーザにはちとキツイかもしれませんね。月に2GB、一度にアップロードできる枚数が300枚だったら良いかも。とはいえ、ターゲットとしてはヘビーユーザではなく、ライトユーザなのかもしれません。
ということで、早速ユーザ登録して使ってみました。
ログインすると下記のような画面になります。Flashによるアプリケーションです。全体的に直感的で使いやすいと思いました。

これが画像をアップロードする画面です。一度に30枚までのアップロードが可能です。アップロードのスピードも速いと感じました。

こういうタイプのアップロードだと、同じ作業を何度もしなくてはならないので、複数枚を取り扱うのが手間だと感じていたのですが、ダイアログで複数枚を選択してのアップロードが可能でした。

Macではプレビューも見られるので便利ですが、あらかじめフォルダーにまとめておけば、30枚までだったら一度でアップロードが可能です。
アップロードが完了すると下記のような画面に。写真がユラユラ揺れて楽しくて、ユーザフレンドリーなインターフェースです。ちょっとPicasaを思い出しました。

せっかくなので印刷にもチャレンジです。画面右側のスペースにドラッグするだけで写真の選択は可能です。選択後、1枚のままで良いか、複数枚にするかといった調整もできます。
とりあえず無料なのでガンガン選んでしまいますね。
そして出稿される広告一覧が表示されます。ロゴとハーフの2種類があり、現在はオリコンやヤマダ電機、花王などがスポンサーになっているようです。

ちなみに、ちょっと残念に思ったのは、全てをロゴ、全てをハーフといった風な選び方ができないことです。そのため、写真と広告の組み合わせは後から変更可能なのですが。
とはいえ無料ですからね。あまり無理は言えないところではありますが。
というところで、ユーザ登録時に住所などは登録済みなので、注文もサクッと完了です。1週間程度で発送されるようです。
アルバムを作成して注文するまでが非常に簡単なので、もっと大容量が取り扱えるようになり、さらに有料プランで広告なしが選べるようになると、オンラインプリントをする人がさらに便利になる予感がしました。
写真共有だけでなく、オンラインプリントのプラットフォームとして機能する可能性が十分あると思います。