古タイヤを再生するキノコ 鳥取で発見、天然ゴムを資源化へということで、スペシャルな能力を持つキノコが見つかったとして話題になっています。
研究チームは鳥取県内のキノコを調査。枯れ木などに生えるシハイタケとシロカイメンタケから、硫黄の結合を選択的に分解する能力を持つものを見つけた。
これまで自動車の古タイヤは償却したりそのまま再利用するしか方法がなかったのは、タイヤを分解して天然ゴムだけを効率的に取り出す方法がなかったからなのだそう。
タイヤは天然ゴムの分子を硫黄と結合させることで伸縮性を持たせていますが、再び硫黄の結合だけを分解する技術が求められていたということです。
タイヤを分解するバクテリアは見つかっているが、天然ゴムも傷めてしまうため、再資源化するには硫黄の結合だけを分解する技術が求められていた。
今回、鳥取県内で見つかったシハイタケとシロカイメンタケから、硫黄の結合を選択的に分解する能力を持つものが見つかったそうです。
これまで海外で見つけていた同様の働きを持つ菌よりも、今回のキノコはより高い能力があるということです。
キノコが古タイヤを分解する‥‥なんだか凄い話です。小学校や公園に古タイヤが遊具として設置されていることがありますが、ああいう光景を目にすることも減るのでしょうか。