スーパースロー撮影で分かった犬と猫の水の飲み方の違い

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舌の動きは超高速:「猫の飲み方」解明(動画)という記事で、スーパースロー撮影による猫の水の飲み方が解説されています。

なんとなく「舌をスプーンのようにし、すくい上げているのでは?」と思われていたのではないかと思うのですが、実は違うのです。

曰く「ネコが水を飲むときの舌の使い方は、物理学的にデリケートなバランスを取る不思議なテクニックに基づいている」ということです。

では実際にどのようになっているのか? 動画でご確認ください。

ネコの舌が口内に戻るとき、液体が舌に引っ張られて水柱ができる。この水柱は、液体を地上に引き戻そうとする重力と、移動する物体は静止させられるまで動き続けるという慣性による力のバランスによって生じている。

猫の舌が水にタッチし口に戻る際に、水柱ができます。猫はその水柱が最大の状態の時に、口を閉じ、水を飲むという訳です。

つまり、舌で水をすくうのではなく、引っぱり上げて飲む、というような動作を繰り返し行っているということなのですね。

ちなみに記事では「イヌは、舌先を曲げてひしゃくのようにすくい上げて飲むことが知られている」とあるのですが、実はスローモーションで明らかになる驚きの犬の水の飲み方という記事を書いたことがあったのですが‥‥

犬はこんな風に、舌で水をくみあげつつ、一緒に水柱の水を飲んでいるようです。猫と似ているような気もしますが、猫の方が優雅かも? そして猫も犬も、舌を裏側に巻き込んでいるのが興味深いです。