【元気寿司】食べ過ぎ注意!?全身トロの深海魚「あぶらぼうず」が回転寿司の寿司ネタになっている

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回転寿司チェーンの「元気寿司」が2022年1月18日から、全国各地の極旨ネタを110円(税込)で販売する「110円極旨ネタ大集合!!」フェアを開催中です。

ネタの一つに「あぶらぼうず炙り」があり「あの!尻から脂が出ると噂の!?」と驚いてしまいました。

深海魚「あぶらぼうず」が寿司ネタに

ネットで「深海魚を食べると脂が消化されずにそのまま尻から出てくる」という記事があったのを強烈に覚えていたのです。

調べてみると、厚生労働省に自然毒のリスクプロファイル:魚類:異常脂質というページがありました。

異常脂質の魚類としてアブラボウズ、バラムツ、アブラソコムツが紹介されています。中毒症状 は「下痢」とされています。

さらに毒成分は、次のように説明されています。

アブラボウズはトリグリセリド(トリグリセリドは通常の脂質成分であるが、アブラボウズの場合は筋肉の脂質含量が50%近くに達する)。バラムツとアブラソコムツはワックスエステル(単にワックスともいう)。

魚種別だと、アブラボウズの有毒部位は「肝臓」で、毒成分は「トリグリセリド」となっています。バラムツとアブラソコムツの有毒部位は、どちらも「筋肉」で毒成分は「ワックスエステル」です。

この情報だとアブラボウズは肝臓を食べなければ大丈夫ということでしょうか?

さらに調べると、全身トロの深海魚、アブラボウズはどんな味?駅弁になった巨大魚を追ってみたという記事がありました。「あぶらぼうず」が弁当になっている!?

お腹を壊すのは、アブラボウズと混同されるアブラソコムツでしょう。それからバラムツもまぎらわしい。

やはり「あぶらぼうず」は食べても大丈夫ということなのですね。

「人間はワックスエステルを分解できないので、たくさん食べたら100%下痢!」ということで、そもそもアブラソコムツとバラムツは有毒魚として市場に流通していないそうです。

なお、バラムツを食べすぎると大変なことになるという話は、デイリーポータルZの巨大深海魚を釣って食べたら尻から油が!!という記事の記憶でした。

無意識のうちに、いつのまにかお尻が濡れていたのだ。

怖い‥‥。

「あぶらぼうず」に関しても、同じくデイリーポータルZに全身大トロ?深海魚『アブラボウズ』を釣って食べるという記事があります。

アブラボウズの脂肪は人体で問題なく消化できるものであるから、産地ではごく普通に流通している。いや、むしろ高級魚として珍重されているほどである。

脂なので食べ過ぎるともしかすると腹痛を起こすかもしれませんが、回転寿司で食べるレベルなら問題なさそうですね。

それにしても、全身トロというほどの深海魚が回転寿司で食べられるなら、これはぜひとも食べてみたい寿司ネタです!

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「霜降りにしん」も美味しそう!

「元気寿司」は「魚べい」になっている?

「あぶらぼうず炙り」が食べられる「元気寿司」の店舗を探そうとウェブサイトにアクセスしたところ「元気寿司」は数店舗まで減って、代わりに「魚べい」というブランドに変わっていました。

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「元気寿司」「魚べい」のどちらでも「あぶらぼうず炙り」を食べることはできます。店舗検索は「魚べい」と「元気寿司」からどうぞ。

「元気寿司」が「魚べい」に変わりつつあるの、知りませんでした。

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コグレマサト
ブロガー/2004&2006アルファブロガー/第5回WebクリエーションアウォードWeb人賞/ブログ&ツイッター&LINE26冊執筆/HHKBエバンジェリスト/ScanSnapプレミアムアンバサダー/カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使/カルガリー名誉市民/チェコ親善アンバサダー/おくなわ観光大使/オジ旅/かわるビジネスリュック/浦和レッズサポーター/著書多数