寝室用PCに「Mac mini」を購入した元麻布春男氏

元麻布春男の週刊PCホットライン Bluetooth付き「Mac mini」を寝室用PCにという記事より。

もちろんこれには筆者がPC畑の人間であるというバイアスがかかっているせいもあるわけだが、その筆者でさえも、今年はサンフランシスコだったなぁと思わずにはいられなかった。もちろんそれはiPod ShuffleとMac miniの発表があったから。中でもMac miniには強いインパクトを受けた。

ご本人も書かれているように、“PC畑”の方のMac miniレビューということで、非常に興味深く拝見しました。

まず、できるだけ安くをコンセプトに、メモリは512MB(8,610円)、Bluetooth(5,670円)を追加しています。元麻布春男氏は自身でバラシもしているのですが、やはり初心者には困難ですので、あらかじめBTOでメモリなどは増設しておいた方が良いでしょうね。「背面のUSBポートが2つしかないことなどを踏まえると、Bluetoothだけでも追加しておいた方が良いだろう。ある意味、自分で増設することが不可能ではないメモリより、優先順位は高いかもしれない」と書かれています。

念ながら、筆者はMacintoshは初めてで、Mac OS Xには詳しくないし、まだMac OS Xについてあれこれ言えるほど使い込んでもいない。が、ほぼPCだけを使ってきた人間として率直な感想を言えば、変な言い方だが、良くできたLinuxのデストリビューションみたい、ということになる。もちろん、Mac OS XはMachカーネル+BSDフレーバーのUnixをベースにしており、Linuxとは細かい部分、特にカーネルは大きく異なるわけだが、上っ面を触る分には、それほど違わない印象だ。

ここが非常に面白い分析ですね。確かにBSDがベースになっているので、Linuxのディストリービューションみたい、という表現はMac OS Xに詳しくない人からすると、そうなのかもしれません。しかし、やはりポイントは「何より、LinuxにはiLife’05に相当するような、コンシューマー向けのマルチメディアスイートが存在しない」という点が挙げられています。そうなんです。iLife ’05は強力ですよ。Mac miniにもバンドルされているんですかね。是非、たくさんの人にApple Storeなどで触れてみて欲しいと思いますが。

だからといって、WindowsからMac OS Xに今すぐ仕事環境を移そうとも思わない。アプリケーションやハードウェア資産の蓄積が比較にならないし、Mac miniでの日本語入力は現状でのローエンドモデル(最新版に比べると1世代前のCPU)ということもあってか、カナ漢字変換のレスポンスなどが普段使っているWindowsより若干悪いように感じる。が、筆者宅のWindowsネットワークにも共存できるし、意外といい子、居場所は見つけてあげられる、というのが今の気持ちだ。

共存できれば良いと思うんですよね。ファミリーユースではMac miniを使って、ビジネスではWindowsを使って、のような感じで。「意外といい子」って、なんだかかわいらしい表現ですね。Mac miniっぽい感じがします。

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