毛染めによる身体への害はありますか

お答えします 白髪が目立つので染めたいのですが、毛染めによる体への害はありますか。という記事がありました。

ところが、その一方、この30年間に1つだけ、化粧品類の中でアレルギーの原因として増えてきているものがあります。いわゆるヘアカラーなどの染毛剤に含まれるPPDA(パラフェニレンジアミン)という化学物質です。

ということで、ファッションの一部として毛染めが広まった結果、「染毛剤の使用率が急激に高まり、また使用期間も延びてきた」ことが、染毛剤によるかぶれなどの皮膚障害の増加につながっているそうです。

現在、茶髪にするために頻用されている染毛剤は、「酸化染毛剤」と呼ばれるもので、2つの液剤の化学反応を利用して発色させます。色が豊富で染毛効果が長持ちするなどの特長を持ちますが、主成分であるPPDAやパラトルエンジアミンなどのジアミン系化合物は、アレルギー反応を引き起こすことが知られています。特にPPDAが強力なアレルゲンであることは、動物を用いた試験でも証明されています。

動物実験でもアレルギー反応が明らかになっているという話を聞くと、ちょっと心配です。「染毛剤によるかぶれなどのアレルギー反応は、使い続けているうちに、ある日突然起こります」ということなので、今は大丈夫でも、将来的にアレルギー反応が出る恐れがあるようです。ちょっと気をつけたいですね。