WILLCOM、PHSで月額2,900円の音声定額サービス

WILLCOM、月額2,900円の音声定額サービスを5月1日からという記事。

WILLCOM(ウィルコム)は、同社端末同士での音声通話定額サービス「ウィルコム定額プラン」を月額2,900円で、5月1日より全国で開始する。7月1日からは、同プラン契約者を対象にパケット通信定額サービス「リアルインターネットプラス[1x]」も月額2,100円で提供される。同社では、両プラン合わせて月額5,000円で音声通話からデータ通信までを定額で利用できるとし、積極的に展開していく。

ウィルコムがついに、音声通話定額サービス「ウィルコム定額プラン」を2005年5月1日より開始することを発表しました。月額2,900円です。このサービスは、ウィルコムのPHS端末同士の通話に適用されます。

ウィルコム以外の携帯電話、固定電話などへの通話は、固定電話およびIP電話への通話料が30秒につき10.5円、携帯電話への通話料が30秒につき13.125円となります。その他、AIR-EDGE PHONE経由のEメール、パケット式のエッジEメールについても無料で利用可能。

また7月1日からは「ウィルコム定額プラン」の契約者を対象にしたパケットデータ通信定額サービス「リアルインターネットプラス[1x]」も月額2,100円で提供されるそうです。こちらはパソコンと接続してインターネット接続するデータ通信をカバーするサービスです。

2,900円+2,100円=5,000円で、ウィルコム端末同士の通話、インターネット接続が定額になります。

同社はまた、「ウィルコム定額プラン」のサービス開始と同時に、家族同士で利用することを想定した「ファミリーパック」の提供も開始する。これは、請求書統合(同一請求先で一括支払い)が行なわれている場合において、2台目以降の「ウィルコム定額プラン」の料金が月額2,200円になるというもの。また、AIR-EDGE向けの各コースを既に契約しているユーザーについては、1台目の「ウィルコム定額プラン」から月額2,200円となる。

「カップルのマーケットなども狙っていく」ということなんですが、高校生・大学生のマーケットはどう動くでしょうね。仲間内がウィルコム端末になれば、全員が2,900円で話し放題になる訳ですが、そういうメリットはうまく伝わるんでしょうか。もう今、1万円、2万円と通話料金を払っているならば、もう一台所有することを検討しても良いかもしれません。

「10年かかって、ようやくマイクロセル・ネットワークが完成の域に近づいてきた」とし、「2005年いっぱいで、人口カバー率は99%になる。非常に骨の折れる作業だったが、今後も出力をアップした基地局に置き換えるなどしていく」というあたりをうまくアピールできると良いでしょうか。夏頃には新端末も投入ということで、こちらにも注目しておきたいと思います。

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現在は音声もデータ通信もバックボーンをIP化し、コストを定額化している。さらに必ずNTTの回線網を通していた(=コストが発生する)点を改め、自社のIP網の中だけで完結するように、NTT交換局内へのITX(NTT地域網をバイパスする装置)の設置を進めているところだ。NTT地域網をバイパスできれば、NTTへ支払うアクセスチャージが発生しないので、コストを下げられる。ウィルコム端末同士の通話やEメールを定額で、しかも安く提供できるのはこのためだ。

ウィルコム、月額2900円で音声定額提供

同社は音声定額プランの導入により、100万人程度の契約増を目指す。

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また,通話先がウィルコムのPHS以外の場合は定額制は適用せず,通話時間に応じて課金する。固定電話やIP電話への通話は30秒10.5円,携帯電話へは30秒13.125円。従来の料金プランと異なり,全国一律で課金する。現行の標準コース(月額2835円)では,固定電話への通話料が60秒につき10.5円(平日昼間,同一区域内の場合)で,別途1通話ごとに10.5円がかかる。携帯電話へは平日昼間で16.5秒10.5円である。

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今後、これまで[1x]のみだったAIR-EDGE PHONEの高速化、内蔵カメラの画素数の向上、音声端末の種類の向上などを検討していくとしている。