辰吉5年ぶり復帰戦飾るという記事より。
元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(38)が5年ぶりの復帰戦を行い、勝利した。タイ国内ランカーのパランチャイ・チュワタナに2回2分47秒、TKO勝ちした。試合後、辰吉はタイで現役を続行する意向を明らかにした。
「浪速のジョー」辰吉丈一郎がタイで5年ぶりの復帰戦に臨み、2回2分47秒でTKO勝ちを収めています。
93年9月に網膜はく離で引退の危機に追い込まれながら、日本ボクシングコミッション(JBC)の特例で現役を続行し、97年11月に世界王座に復帰した。
2003年9月の試合が最後だったので、実に5年ぶりの実戦となります。本人も不安が大きかったのではないでしょうかね。
既に日本国内ではライセンスが切れていることから、辰吉丈一郎はタイで現役続行する意向ということです。
2回TKO!辰吉復帰戦勝利も内容は…という記事によれば、
日本で過去5戦5敗、すべてが3回以内でのKO負け(TKO含む)という相手に対し、1回はパンチをまともに受け、防戦一方になる場面も。
ということで、試合内容はあまり良くなかったようです。
辰吉丈一郎が所属する大阪帝拳ジムは「引退勧告を続けます」としています。


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「5年ぶりの試合で体が動かなかった。とにかく試合がしたい。満足するボクシングはできなかったが、もう一度やりたい」
和歌山県紀の川市のトラック運転手(32)は「デビューのころから応援している。世界王者を目指すという辰吉さんの言葉を信じてついていく」と話したが、マレーシアから来た駐在員(32)は「過去のケガについては心配で複雑な気持ちもある」と気遣った。
親交があり、応援に駆けつけた歌手の布袋寅泰は「最高ですね。辰吉が辰吉になった感じ」と感無量の表情だった。
今回の相手は日本での戦績が5戦5敗で、すべて3回以内でのKOだった。関係者によると、練習にもほとんど来ないような選手。いわゆる「かませ犬」だった。