
Jフロントがパルコ株をTOB 420億円で子会社化、大丸松坂屋と連携へ – MSN産経ニュースという記事がありました。J・フロントリテイリングが、パルコ株をTOBするそうです。
百貨店の大丸と松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは5日、発行済み株式の33・2%を保有するパルコの株式を追加取得するため、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。
J・フロントリテイリングというのは、大丸と松坂屋を運営しています。そして、パルコの株式を33.2%保有しています。
それを65%まで引き上げて、パルコを完全子会社化することにしたそうです。
そうか、浦和パルコの地下に大丸があるのは、そういうことだったのですね。パルコと大丸は仲間だったのか!
取得金額は約420億円で、3月に森トラストから発行済み株式33・2%を約300億円で取得した際の金額と合わせると、Jフロントの投資額は合計で約720億円になる。パルコの東証1部上場は維持する。
「(当社は)中高年層、パルコは若年層と得意とする顧客が異なるが、ともに都市型の商業施設グループ。消費を取り巻く環境が厳しいなかで最良の選択」と会長がコメントしていますが、補完し合うような関係になるのでしょうかね。
「両社の強みを掛け算することで価値ある業態ができれば」ということですが、なんとなくかけ算というよりは補完のイメージが。
ただ、浦和パルコも若者向けというよりは、中高年向けの店が増えてきた気がするのですが、例えばそこには松坂屋のノウハウが活かされたりするのでしょうかね。
「再開発計画のある松坂屋銀座店(東京都中央区)の一部を、パルコに転換する案も浮上」しているなどしているそうです。
アングル:Jフロントがパルコ買収で「脱百貨店」加速、リーシング力の衰え懸念 | ロイター特集 | 特集 あすの視点 | Reutersによると‥‥
連結子会社化による安定収益貢献もさることながら、Jフロントは、パルコの優良なテナントを発掘する力、いわゆるリーシング力などソフト面に大きな期待を寄せている。
ということで、パルコにかける期待が大きいのですね。