ゴマブックスが再生法申請という記事より。
帝国データバンクによると、ケータイ小説やタレント本の刊行で知られる出版社ゴマブックス(東京)が7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請、保全命令を受けた。
なんと、ゴマブックスが東京地裁に民事再生法の適用を申請しています。負債総額は約38億円です。
ゴマブックスは1988年創業し、タレント本やビジネス書などを出版。2007年刊行のケータイ小説「赤い糸」(メイ著)がベストセラーになり、テレビドラマ化された。
ゴマブックス – Wikipediaを見ると、2006年以降はケータイ小説のベストセラーも多数ということで、もしかするとそのあたりが失速してしまったのでしょうか?
ゴマブックス“ベストセラー倒産”の裏事情 出版数増もという記事もありました。
出版社の勢いのバロメーターである新刊書発行点数は04年の56点から倍々ゲームで増え続け、今年は600点以上。売上高は08年1月期で約32億1000万円にまで達した。
急成長したけれど「急成長した分、転落の勢いもすさまじかった」ということで「赤い糸」に続くヒットがでなかったそうです。
「業界内では『ベストセラー倒産』という言葉がある。1点のベストセラーで会社の規模が大きくなっても、後が続かなければその分だけ負担は重くなる。自転車操業的に新刊をどんどん増やしながら、それが売れ行きにつながらない負のスパイラルに陥っていたのではないか」
「ベストセラー倒産」だそうです。ベストセラーが出て成長したけど、途中で成長は止まってしまったのですね。
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