ヤフー、グーグルと提携という記事より。
米インターネット検索大手のヤフーは12日、同業の米グーグルから検索広告の提供を受ける業務提携で合意した、と発表した。
「グーグルが獲得した広告を、米国とカナダのヤフーサイトの一部で表示する」ということですが、要するにAdSenseみたいなものですよね。
Yahoo! では年間で8億ドル(約860億円)の収入増を見込んでいるということです。
Googleのメリットは、Yahoo! を取り込むことで、広告単価のアップが実現できるというところです。
あくまでも提携ですが、Yahoo! がGoogleの広告ネットワークの一部になったというのは、やはりインパクトがありますね。
契約には、
2年以内に買収などでヤフーの経営体制が変わった場合は提携を解消、ヤフーが違約金2億5000万ドルを支払う
という、買収防衛策的項目も盛り込まれているということです。
今回の提携により、Yahoo! はMicrosoftとの提携交渉を打ち切っています。そんなにMicrosoftがイヤだったのか‥‥と思ってしまいました。
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米ネット検索市場で6割を握るグーグルと2割のヤフーの提携は独占禁止法(反トラスト法)上の問題をはらむため、事業開始は当局の調査を経て、3カ月半後を予定している。
ただし、ヤフー経営陣の判断に対する株主の不満は根強く、著名投資家のカール・アイカーン氏は7月3日の株主総会で現経営陣の追放を迫る「委任状争奪戦」に乗り出す方針を示している。