ダイソン、日本市場で急成長の秘密という記事より。
7万〜8万円という店頭価格は、一般的な掃除機の3〜4倍。日本での台数シェアは5%前後に留まるものの、金額シェアは14%と、松下電器産業、日立製作所に続く3位グループに食い込む。
ダイソンの掃除機は高級ですけど、時折ブログを読んでいると「良いですよ」なんていう声を見かけますね。
「メーカーとしての顧客を驚かせるものづくりをしたい」というのが、創業者の考えなのだそうです。株式公開をしていないため、
「株主からのプレッシャーがないので、四半期ごとに新しい商品を出して売り上げを伸ばす必要がない。利益にとらわれず、株主対応に時間をとられずに、開発に集中できる」
というメリットがあるそうです。このメリットは大きいのでしょうね。顧客のことを考えながら、じっくりもの作りができるという環境。
でももしかすると、本当はみんなこういう風にもの作りをしたいのかもしれませんね。
「(営業やマーケティングなどの)市場開発活動に投資するより、研究開発への投資を優先する。顧客もそのほうを喜ぶだろう。時間がかかるかもしれないが。最終的には収益性の高い会社になる」
こういうのは羨ましい言葉です。
そして日本で成長した秘密が明かされていく訳ですが、そこでは「掃除をする可能性のあるあらゆる層のモニターを集めたインタビュー」が繰り返されたそうです。その中から「ここで知りえたのは、日本の顧客の掃除に対する『真剣さ』だった」ということが分かったそうです。
それに合わせて作られたテレビCMが、モノクロのこれまでに見たことがないような掃除機のテレビCMになったんだとか。
さらに古いモデルから使い続けてきた顧客を、新商品発表会に招待するなどの企画も行ったということです。
気持ちがこもっている話を聞くと、自然とその製品を使ってみたくなりますね。開発者の本気の詰まった製品・サービスというのは、やはりいいものだと思います。
Amazonで「dyson plus」を調べてみたら、アレルギーやアニマルプロといったモデルがあるのですね。これも日本人に合わせている感じがしますね。
▼Dyson サイクロンクリーナー エントリー DC12plus

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