廃業から一転 ネットで復活した地方ダンボールメーカーの秘策という記事より。
これまでダンボールの最大の需要だった家電梱包が低迷してきた。以前のようには家電が売れなくなったからだ。親会社からの仕事もめっきり減り、従業員の高齢化も手伝って、本気で廃業を考えていた。
廃業を考えていた段ボールメーカーに、ゲームソフト販売店に勤務していた30代前半の息子が戻ってきて後を継ぐ物語。息子は「田舎の業者にもインターネット社会は多くのチャンスを与えてくれる」として、ゲームソフト販売からヒントを得ます。
製造を比較的手の掛からない小箱に特化させ、新しいターゲット顧客を大きく2つに分類して設定した。(1)ネットオークションを通じて音楽CDやゲームソフトのパッケージなどの個人売買を行っている人、(2)雑貨製造業など少ロット、規格外の小箱を必要とする事業者
さらに顧客の不安を取り除くため、「試作品無料」「料金後払い」などの方策も。
という感じで復活を遂げるお話なのですが、記事になると簡単に読めてしまいますが、一時は廃業も考えていたということですから、現場では並々ならぬ苦労もあったのではないでしょうかね。一つポイントは「お客さんの方を向いている」ということではないかと感じました。