楽天、TBSの筆頭株主に関連記事

突如、楽天がTBSの株式を買い進めていたことが明らかになり、2005年10月13日に15.46%を取得し、持株会社による経営統合を申し入れています。

野球参入に続き、楽天がまたライブドアの後を追いかけています。という印象になりますね、どうしても。

楽天がTBSの株式15.46%を取得、共同持株会社化による統合を提案によると、楽天側のメリットとしては、

マスメディアの圧倒的なパワーとの融合を図ることによりインターネットビジネスが強化できるとして、「ナンバーワンポータルへの布石」「ブロードバンドコンテンツの強化」「デジタルストリーミングの実現」「テレビショッピングとインターネットショッピングの融合」といった効果

ということなのですが、TBS側から見た時に、楽天という色がついてしまうし、あまり大きなメリットはないようにも思えるのですがいかがなものなのでしょうか。

TBS、楽天の株式大量取得に「事前連絡もなく唐突な印象」によると、やはり「楽天とはこれまで業務提携を続けてきた中で、何の連絡もなく、かつ突然に大量の株式を取得したということについて、唐突な印象を受けている」と社長がコメントしています。まあ、株の買い占めは大概唐突なんですが。

2005年2月頃に三木谷社長から業務提携を持ちかけられたものの、

三木谷社長からは『まず資本提携ありき』という印象を受けたが、文化が違うこともあり、お互いに実績を積み重ねてからと説明した

ということです。そう、この企業カルチャーというのはかなり重要なんではないかと思います。場合によっては水と油になってしまい、グループ内で融合ではない場合もあるでしょうから。

さて、これからどうなっていくんでしょうね。仮に経営統合されると、他のテレビ局への影響も大きそう。

ということで、楽天がTBS株取得に関する関連ニュースです。

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楽天、TBS筆頭株主に 経営統合を提案

楽天に不祥事があれば当然しっかり報じるべき。周波数を使っている以上、公共性は重要。いいコンテンツを放送していくことが公共性だと思っている。

TBSは「唐突な印象」とコメント

楽天が提案した共同持株会社方式による経営統合については「今後、慎重に対応を検討する」とした。

三木谷氏 楽天か横浜売却も

楽天球団売却の可能性もあるが、25億円の預かり保証金を支払って新規参入したばかり。最低10年間の継続保有も確約しているだけに、TBSとの話し合いで横浜球団の方を売却する選択肢も存在する。

渡辺会長 新たな球界再編を“予告”

「財界、政界の大物がホリエモンを後押しして、カープを買わせようとしているからオレは怒ってるんだ。大阪と広島、それから東日本で、また例のような(再編)問題が起きちゃ、たまったもんじゃない」

楽天がTBS大株主、村上ファンドも7%超

村上ファンドもTBSに対し、経営陣による自社買収(MBO)や、他社の株式や不動産など保有資産を有効活用することなどをすでに提案したとみられる。しかし同時に、保有株をネット系企業に売却することも検討している。

三木谷氏「世界に通用メディアグループ」

三木谷氏を知る関係者からは「最近、本業の調子が思わしくなく、手詰まり感があるのでは。追いつけ追い越せしていかないと、すぐに後退してしまうのがIT業界。起死回生を狙っているのではないか」と指摘する声も上がっている。

TBS社長「唐突な印象。少々心外」

「私の気持ちだけで言えば少々心外だなと。ずっとお話ししていたのだから、その時に株を持って一緒にやらないかというお話が欲しかった」と不快感をにじませた。

楽天 今後も株買い増し進めるか

キャスチングボートを握るのは村上ファンド。7%超のTBS株を保有しているとされ、楽天にとっては魅力的。村上氏と三木谷氏は親密な仲とされるが「投資ファンドの性格上、高く売れるときに売る。村上ファンドが楽天側につくとは限らない」というのが市場関係者の見方だ。

村上氏 楽天との連携は否定

ライブドアの堀江貴文社長(32)は13日午後、スポニチ本紙の取材に対し「いいんじゃないですか」と述べた。楽天が村上ファンドから同放送株を取得した可能性があることについて「そうなんですか。だったらなんなんですか」。