LUMIX DMC-FZ3

進化した手ぶれ補正機構搭載、よりコンパクトになったLUMIX – 新FX/FZ登場ということで、愛用しているFZ1の最新後継モデルが発表されました。

FZ3は、コンパクトデジタルカメラで光学12倍ズームと手ぶれ補正を搭載するという、FZ1で市場に大きなインパクトを与えた特徴を備えながら、有効画素数31万画素のCCDを搭載、FZ2比で約10%の小型化、本体重量約290gを実現した。

Amazonで「LUMIX DMC-FZ3」を見てみる

FZ1はちょうど1年前から使い始めて、そのコンパクトボディと光学12倍ズーム、そして手ぶれ補正とファミリーユースには最高のモデルとして日夜子供の記録に使ってきました。このデジカメは何にも代え難く、いくつか「こうなったら良い」と思う部分もあり、しかしそれを解消するには一眼レフデジカメだろう、と思っていました。それで秋あたりに登場する一眼レフデジカメの乗り換えも検討していた程なのですが‥‥。

と思っていたんですが、このFZ3は久しぶりにデジカメでキてしまいました。もう、ハートをわしづかみです。ちなみに、このボディに200万画素以上を詰め込むのは難しいのかなぁ、と思っていたのですが、なんと今回は310万画素です。200万画素でもスナップ写真に全く問題なかったのですが、でも画素数が多いことに越したことはありません。310万画素あれば個人的には満足です。画素数が問題になっていた人はこれで一気に解消でしょう。

そしてもう一点。子供を撮影する時に問題だと思っていたのがレスポンス速度です。ウェブでも

これまでデジタルカメラの欠点とされていたのが、レスポンス速度。シャッターボタンを押してから実際に撮影するまでのタイムラグ、そして撮影間隔です。

と書かれています。この指摘されていた問題を自覚し、今回はスパッとクリアしてきました。

撮影間隔 FZ2 約1.7秒 → FZ3 約0.3秒以下
レリーズタイムラグ FZ2 約0.1秒 → FZ3 約0.008秒以下

ということで、ほとんど問題にならないくらいになったのではないでしょうか。さらに4コマ/秒でメモリカードが一杯になるまで撮影できる連射機能まで搭載されています。これなら狙ったシーンを外すことも無くなりそうです。

他にも機能強化されているのですが、詳細はLUMIX DMC-FZ3のウェブで確認してください。またこのウェブがよくできていて、すっかりその気にもさせてくれます。

このように機能が強化されたFZ3ですが、何よりFZ2よりも約10%小さくなったボディが強力なのです。一眼レフデジカメではお母さんには大きすぎる、しかもたださえ子供と一緒だと荷物が多いのにさらにかさばる、そしてコンパクトデジカメではズームが足りない‥‥と、このような問題を小さなボディで解決してくれるのがFZ3です。加えて、デジタル一眼レフカメラだったら10万円はくだらないその価格も、FZ3だったら5万円強なのです。2台買えてしまう!

F値も全域で2.8、バッテリーもFZ1の場合は128MBでプレビューしながら150枚くらい取りきっても余裕があるのでタフ、いわゆるカメラっぽいデザイン、手ぶれ補正でズームしていても気軽に撮れるなど、他にもお勧めしたい点はいくつもあります。

FZ1/FZ2の課題を克服し、ある意味究極の状態に仕上がったFZ3は、この秋の断然お勧めデジカメです。一眼レフデジカメ購入しようと思っていましたが、恐らくFZ3を購入すると思います(笑) 浮いた分のお金で、バッテリーやメモリを買うことにしよう。2004年8月27日発売開始。

追記:

買うぜ!「LUMIX DMC-FZ3」というエントリーを新たに書きました。

■デジカメ比較・価格比較

楽天デジカメ市場(比較検索が便利)
Amazonでデジカメ比較

■関連記事

デジタルカメラ 新製品レビュー【 松下電器産業 LUMIX DMC-FZ3 】

Photoshop CS上で300~400%に拡大して、細部の画質を比較検討してみた。その結果はやはりTIFFとJPEG-FINE、JPEG-STANDARDの間の差は、ほとんど認められなかった。これでは印刷結果が同等なのは当然であると納得した次第。これがパナソニックの画像エンジンの特性ということなのだろうか。

進化した光学手ブレ補正機能を搭載した310万画素12倍ズーム機――LUMIX DMC-FZ3

もう1つの大きな特徴は、全体的に動作が高速化されていることだ。まるでmm交換式デジタル一眼レフカメラのように、シャッターを押してから撮影されるまでの時間が短縮されている。シャッターを押してから撮影されるまでの時間が長くて、シャッターチャンスを逃すということはこれでなくなったと思う。

松下、新LUMIX4機種を発表――新開発のヴィーナスエンジンIIと新手ぶれ補正機能を搭載

光学12倍ズーム搭載機であるDMC-FZ3、DMC-FZ20も前モデルよりパワーアップ。DMC-FZ3は有効画素数は310万画素、DMC-FZ20は500万画素で、DMC-FX7などと同様に、新手ぶれ補正機能とヴィーナスエンジンIIを搭載。9点測拒AFのほか、絞りとシャッタースピードを自由に設定できるマニュアル露出機能を搭載している。

新LUMIX4機種でとりあえず撮影してきました

本日発表された新LUMIX「DMC-FX7」「DMC-FX2」「DMC-FZ3」「DMC-FZ20」だが、発表会では展示されていた新LUMIXを使うことができたので紹介しよう。なお、時間の関係もあり、すべてオートモードで撮影していることをご了承いただきたい。

女性ウケする新LUMIXで「オリンピック後も高成長」

12倍ズーム&300万画素「DMC-FZ3」は母親向けだ。「“ヤンママ”でもイライラしない、小型軽量な高倍率ズーム機」(牛丸本部長)で、運動会向けの需要を取り込む。

「秋には国内シェア10%を目指す」――松下、デジカメの新モデルを発表

12倍ズームでも手ぶれを起きにくくするため、新たに開発した手ぶれ補正制御システムを画像処理LSI「ヴィーナスエンジンII」に組み込んだ。

ABOUT US
コグレマサト
ブロガー/2004&2006アルファブロガー/第5回WebクリエーションアウォードWeb人賞/ブログ&ツイッター&LINE26冊執筆/HHKBエバンジェリスト/ScanSnapプレミアムアンバサダー/カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使/カルガリー名誉市民/チェコ親善アンバサダー/おくなわ観光大使/オジ旅/かわるビジネスリュック/浦和レッズサポーター/著書多数