基調講演のすぐ後に、Shantanu Narayen CEO、Bryan Lamkin VP、Abhay Prasnis CTOの3人に記者が質問するエグゼクティブQ&Aが行なわれました。
興味深かったQ&Aを以下にまとめます。
Q.業界のトレンドとしてオープン性が求められている。将来的にオープンソースコミュニティを作ったり参加したりといったことを考えているか?
A. 複数のタイプのインターフェイスに対応すること。すわなち全てはオープン性が基本となっている。
世界はオープン性の世界に変わってきた。オープンプラットフォームの戦略を持っている。オープンAPIを使っている。いま1日に5億個以上のアクセスがある。インフラのレベルでマシンラーニングが進んできている。オープンソースの仕事を活用するだけでなく私たちも返している。RAW、DNGもオープンソースに参加しているたまものだと思う。
Q. こういったツールを普通の人が使えないかと思った、ビジネスの現場などもっと広めるにはどうしたらいい?
A. ひとりひとりがストーリーテリングができる。Sparkは一人ひとりのストーリーテリングを広げる。常にターゲットを広げるのは課題と考えている。もっといろいろな形で広めていきたい。何千万のカスタマーが実際に買う前にトライアウトする。新しいビジネスモデルにも関係してくるが、どんどん取り込んでいきたい。モバイルそしてウェブのなかで使えるようなアクセス可能なデフォルトを作らなくてはならない。
Q. ニンバスについて。Lightroomにどんなインパクトを与える?関係は?先生のようなゴクニティブフューチャーを提供する予定は?
A. Lightroomのファミリーと考えて欲しい。クラウドサービスのフレームワークとして出していきたい。素晴らしいマジックを出していきたい。いま私たちがいるところと、これからどうなるかというブリッジ役。Lightroomはクラウドにコネクトするエコシステム。多くの人がアプリを使っている。非常に堅牢なクラウドサービスを結びつけていきたい。
Q. コミュニティがどのように大きいか分からない。何人くらいいる?どうやってコミュニティを増やしたか、学び、守っているのか?
A. 加入者は800万人。コミュニティは自分たちで広がっていく。テクノロジーのプラットフォームとしてAdobeは見られている。意味のあるサービスを作るコミュニティだと思われている。学んだことをシェアする、プラットフォームとどのように繋がっているかが重要。そうするとコミュニティは広がっていく。コミュニティの半分は海外から、グローバルなコミュニティ。
Q. AIをどうやってうまく仕事をすることができるのか?
A. AIは旅だと思う。まだ終わったわけではない。たくさんマジックを見せたが、会社の中にもコミュニティがある。将来のソフトウェアはソフトウェアに学んでもらって、理解してもらう。コミュニティをソフトウェアに学んでもらうのが重要だと考えている。Aiはまだ始まったばかり。大きくなっていくのは確か。データのスキーマの科学。AIとアルゴリズムはよくなっていくだろうが、考えているのは人間の創造性をよくしていくこと、代わるのではなく。よくするにはたくさんのデータが必要。
Q. サイバーセキュリティについて。攻撃は問題になっている。Adobeのような会社はどのように守っているか。
A. Adobeにはセキュリティオフィサーというビジネスがある。セキュリティは非常に重要。全てのエンジニアは常にセキュリティを考えている。絶対に終わらない問題。正しい投資をしていく必要がある。
Q. インテリジェンスが加わるとデザイナーのスキルが必要なくなるのでは?
A. 全く逆だと思う。物理的なエクスペリエンスが必要になる。デザインが民主化されていると言われている。それによってデザイナーの経験が重要になっていく。人間の代わりではない。人間の持つ力を大きくするもの。
「Adobe MAX」の取材に関して
Adobe主催のメディアツアーに参加して「Adobe MAX」の取材を行っています。
Adobe MAX / @adobemax / Facebook / Instagram