熊野のブルースマン・濱口祐自、還暦目前にメジャーデビュー「濱口祐自 フロム・カツウラ」

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しばらく朝はラジオでピーター・バラカンの番組を聴いているのですが、たまに登場しているらしい関西弁のおじさんがおりまして、スタジオで生演奏するのですが、今朝はとことん気になったので「はまぐちゆうじ」と検索したら、和歌山県勝浦のブルースマン・濱口祐自だということが分かりました。還暦目前にリリースしたメジャーデビューアルバムが「濱口祐自 フロム・カツウラ」です。

和歌山・熊野が生んだ、2015年に還暦を迎えるギタリスト、濱口祐自のデビュー・アルバム。元・裸のラリーズのメンバーにして名プロデューサーとしても名をはせる“音の錬金術師”こと、 久保田麻琴の録音/ミックス/プロデュースによる作品。

いやはや、つま弾くギターが凄いんですよ。トークをし出すとどんどん脱線していって関西のおじさんなんですけど、それもまたいい味なんですけど。

ライブハウスで活動している人なんだろうなぁ、とは思っていたのですが、まさか59歳にしてメジャーデビューだったとは。それでまた経歴も凄いです。

80年代:遠洋マグロ漁船に乗りパプアニューギニアに行く。勝浦漁港の古い民家を、自らの手で切り出した竹を使ってクラブに改造、12年間経営と演奏。90年代:ヨーロッパ(ドイツ、スイス、オランダ、フランス)の各地でストリート演奏の旅を行う。98年ソロギターアルバム「竹林パワーDream」発表。2001年 東京青山での全国フィンガーピッキングギターコンテストに於いて会場投票1位のオーデンエンス賞獲得。

30代、クラブを経営していた頃のことはYouTubeにアップされていました。

若い! マグロ漁船に乗っていた頃のことも語っています。船の上では演歌や軍艦マーチがかかっていたことや、自分はレゲエやジャズをかけたかったことなどを。

YouTubeににはいくつも動画がアップされています。

たまらないですね。しびれますね。

[収録曲]
1. ドクトル・O のラグ Dr.O’s Rag ( y.hamaguchi )
2. エスニック・ウィンド Ethnic Wind ( y.hamaguchi )
3. ジェロニモ Geronimo (y.hamaguchi, d.itoh, m.kubota )
4. グノシエンヌ 1番 Gnossiennes no.1 ( e.satie )
5. ビッグ・シティ・フェアウェル Big City Farewell ( y.hamaguchi )
6. 秋の花びら~ Amazing Grace ( y.hamaguchi ~trad. )
7. バンブー・ブルース Bamboo Blues ( y.hamaguchi )
8. ヘキサゴン・ブルース Hexagon Blues ( y.hamaguchi )
9. 黒いオルフェ Manha de Carnaval ( l. bonfa )
10. せつない香り Triste Fragrancia ( y.hamaguchi )
11. テネシー・ワルツ Tennessee Waltz ( r.stewart, p.w.king )
12. ブルース・フロム・カツウラ Blues from KatsuUra ( y.hamaguchi )
13. 遠足 Picnic ( y.hamaguchi )
14. 旗のもとに集まろう Rally’Round the Flag ( George F. Root, Trad. )

濱口祐自 フロム・カツウラ – 濱口祐自

濱口祐自 フロム・カツウラ

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↓濱口祐自による幻の1997年作に、2003年発売の日本唱歌のカヴァーEP「Our Hearts」の音源を3曲プラスし、久保田麻琴がリマスタリングして蘇らせたアルバムです。

竹林パワーの夢

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