初の女子プロ野球選手誕生!神戸・吉田えり投手、平成の水原勇気だという記事より。
来年4月に開幕するプロ野球の関西独立リーグのドラフト会議(協賛・わかさ生活)が16日、大阪市のミズノ本社で行われ、合同トライアウトを突破した女子高生の吉田えり投手(16)が神戸9クルーズの7位で指名された。
すごい!
「男子選手に交じってプレーする初の女子プロ野球選手の誕生」ですよ!
2009年4月に開幕するプロ野球の関西独立リーグのドラフト会議が行われ、合同とトライアウトに参加していた女子高生の吉田えり投手(16歳)が「神戸9クルーズ」の7位で指名されました。
ドラフトで指名された吉田えり投手は「こういうチャンスはないと思っていたので、ビックリしたという方が大きい。自分もプロで輝きたいという気持ちはあった」とコメントしています。
武器は「ナックルボール」なのだそうです。
神奈川・中川西中3年の冬、ナックルボールで打者を翻弄(ほんろう)する米大リーグ、レッドソックスのティム・ウェイクフィールド投手(42)の存在を知った。「これならそんなに体力もいらないし、長く野球をできるんじゃないかな」軽い気持ちで投げてみると、不思議な軌道で落ちた。
これを見た父親がノリノリになって、酒を飲むと「絶対に娘をプロ野球選手にする」と語っていたそうです。自宅の地下室を練習場にし、いろいろと試行錯誤したそうで、英才教育の成果なのですね。
今月4日に行われた合同トライアウトでは、男子選手相手のシート打撃に登板し、1回を無安打無失点の快投見せた。
「話題が先行するが、ちゃんと結果を出したから指名した。おもしろい戦力になる」と監督はコメントしています。
年俸は180万円で9ヶ月の契約。月給にして20万円ですが、女子初のプロ野球選手ということでいろいろ話題になるでしょうし、何より女子高生というのがすごいですね。会見での写真も、ブレザーを着て普通に女子高生ですよ。
91年には日本野球機構が野球協約の「不適格選手」から「医学上男子ではないもの」という項目を撤廃したため女子選手のプレーが可能に。オリックス、近鉄の入団テストに挑戦した女子選手はいずれも不合格だった。
今回は関西独立リーグということですが、どこまでやれるのか楽しみです。がんばれ、リアル水原勇気!
オフィシャルサイト「神戸ベースボール倶楽部・神戸9クルーズ(関西独立リーグ)」に「合同トライアウト報告」がありまして「紅一点」としてユニフォームを着て携帯電話で電話をかけている写真が掲載されています。
「ドラフト結果発表」にも、もちろん名前が掲載されています。
7位
吉田えり(よしだ えり) 16才 投手 神奈川 川崎北高校
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吉田さんは少年野球をしていた兄の影響で小2から軟式野球を始め、中学では正一塁手としてプレー。高校では女子硬式クラブチームに所属し、放課後は練習に明け暮れる中、投手に転向した。
日本では1950年から2年間、女子のプロ野球リーグが存在したが、男子選手に交じってプレーする初の女性プロ野球選手が誕生する。
同リーグの和歌山は選手寮完備。3DKに3人が同居する形だが、神戸に寮はなく「アパートなどをあっせんする予定」。給料の出ない3カ月については「実家に戻るか、アルバイトなどをしながら自主トレをしてもらうことになる」と説明した。