米Airgo Networksが日本法人を設立、“本物”のMIMO技術を提供というニュースより。

ディマルティーノ社長は、「日本ではADSLやFTTHなどのブロードバンドが環境が普及しており、そういう環境では20MHzの固定帯域で100Mbpsがきちんと出力できるMIMO技術は重要だ」とコメント。周波数帯域の割り当てを管轄する総務省とも「緊密な協力関係を築いている」という。

MIMO(Multi-Input Multi-Output)は、

・複数の送信アンテナを利用してデータを多重化した状態で送信し
・複数の受信アンテナで受信する技術

ということで、無線LANの技術です。

なお、高木氏によれば「米国ではMIMOについて若干の混乱が見られる」という。それは、一部事業者が「送受信に複数のアンテナを用いる伝送技術をMIMOと定義している」ことが原因だ。「Airgoの提唱するMIMOは、複数のアンテナを用いて“複数のデータ”を同時に送信すること。複数のデータを並行して送信するため、伝送速度が劇的に向上する」と指摘。複数のアンテナを用いただけでは、無線性能と信頼性を向上させる「アダプティブビームフォーミング」や「フェーズドアレイビームフォーミング」といったスマートアンテナ技術と同じで、「Airgoでは混乱をさけるために自社技術を“True MIMO”と呼んでいる」と説明した。

PCのデスクトップ上に10Mbpsの動画(MPEG-2形式)を4画面表示させるなど、高速なMIMO技術をアピールしたそうです。

現在策定中で6月に「IEEE 802.11n」のドラフト版が完成するそうで、この技術は「IEEE 802.11a/b/g規格を強化するもの」になるそうです。

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もちろん、現状のMIMO技術がそのまま標準化されるかどうかはわからないため、誰にでもおすすめできる製品ではないことは確かだが、特に遮蔽物がある環境での通信安定性は極めて高いというメリットは大きい。場合によっては、電波環境の改善のために外付けアンテナを併用するよりは、確実に電波環境の改善の効果が期待できるだろう。

米Airgo、高速無線LAN技術「MIMO」を日本市場で本格展開へ

MIMO(Multiple Input Multiple Output)は、データを分割して、それぞれ独立の信号として、1つの周波数帯で並行して送信、複数のアンテナで受信する無線LAN技術方式で、次世代無線LAN規格「IEEE802.11n」は、MIMO技術を基盤とした標準化が進んでいる。

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IEEE 802.11a/gとの互換性、そして高速化に伴うエリア拡大もメリットだ。「たとえば、スループットが10Mbpsのアプリケーションなら、従来(IEEE 802.11a/g)の3倍に当たる範囲をカバーできる。しかも、受信側/送信側の一方しかTrue MIMOに対応していない場合でも、2割から3割のエリア拡大が見込める」

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プラネックスコミュニケーションズは、無線LAN技術「MIMO(Multi Input Multi Output)」に対応するIEEE 802.11g準拠の無線LANルータ「BRC-W108G」と無線LANカード「CQW-NS108G」を4月上旬より発売する。オープンプライスで、店頭実売価格は「BRC-W108G」が26,800円前後、「CQW-NS108G」が12,800円前後、セットモデルの「BRC-W108G-PK」が34,500円前後となる見込み。