コピー自由の無料音楽配信サービス「mF247」が12月に開始という記事。

楽曲は原則無料で、アーティストが有料を希望する場合は1曲99円となる。コピー防止技術はかけず、CD-Rやポータブルオーディオプレイヤーへのコピーを自由にしている。

247MUSICの社長は元ソニー・ミュージックエンタテインメントの丸山茂雄氏です。次のように語っています。

沖縄で発掘したアーティストを東京で売り込もうとしたとき、ヒットチャートを重視する既存のマスメディアでは、なかなか新人の楽曲を紹介してもらえないことに気が付いた。逆に、リスナーから見れば新しい音楽を聞くチャンスがなくなっているということだ。そこで、両者を結びつける新しい仕組みが必要だと考えた

無料でコピーし放題でうまくいくの? という人もいるかもしれませんが、丸山氏が言うように、聞かせたい人と聞きたい人を結びつけるには、無料で配りまくるというのは一つの戦略としてうまくいくのではないかと思います。

アーティストの立場に立てば、お金を払って貰えればそれに越したことはありませんが、まだ名もない存在であるならば、とにかく聞いて欲しいということが先に立つでしょう。どういうきっかけでブレイクするか分かりませんから、とにかく聞いてもらうというのは重要なことではないでしょうか。

mF247の主な収益源は、アーティストが楽曲を登録する際に支払う楽曲登録料と、人気のある楽曲を集めたコンピレーションアルバムの販売だ。

楽曲登録料は1曲1万円(ただし2曲目以降は1曲1000円)ということで、アーティスト側も本気になる必要があります。

丸山氏は歌謡曲やジャズなど、現在のヒットチャートにでてこないジャンルの楽曲のほか、アニメや映画、ゲーム用に作られた楽曲で、作品がヒットしなかったために知られていないものなどが集まることを期待しているとした。

これもまた「long tail」と言えそうです。

予約数が一定量を超えた時点でCDを制作・販売する「ディスクギャザリング」や、ライブを開催する「ライブギャザリング」、著名アーティストなどがお勧めの楽曲を紹介する「ネットジョッキー」制度などを導入

けっこう面白いことなりそうな予感。ブログで簡単に紹介できる仕組みなど導入すれば、口コミ効果も高いのではないでしょうか。

音楽ファンをマーケッターに――オンライン版口コミマーケティングを狙う新興企業各社といった記事も。

一般の顧客にデジタル音楽を販売してもらうサービスが立ち上がりつつある。これは、個人が自分のウェブサイトで楽曲を販売し、手数料を稼げるというサービスだ。

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丸山氏の考えは、登録した楽曲は全て「情報」で、曲を聴いていくうちに忘れられない「作品」になるというもの。