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いま思い返してみても、サンフレッチェ広島は本当に強かった‥‥そんな試合でした。運動量が落ちるまではボールを支配されまくりで、サッカー観戦であんなに恐ろしい思いをしたのは久しぶりです。

特に、柏木と佐藤。誰かこの二人を止めないと! と思いつつも、分かっていても止めることのでない二人でした。

ボールを持っているレッズの選手を複数人で取り囲み、奪取。そして、ダッシュ。あっという間に4人から5人の選手が前線へ駆け上がるのです。

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レッズは守備の陣形を整えることができないまま、最終ラインを切り裂かれます。そのタイミングで裏に上がったクロスに追い付ける選手は‥‥いた! という具合に、何度も同じ形で崩されました。

先制点を奪われ、さすがに逆転は難しいと思える試合内容ではありましたし、サンフレッチェ広島の選手もサポーターも勝利を確信していたのではないでしょうか?

しかしここはホーム。

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ハーフタイムのフィンケ監督の采配を楽しみにしていたのですが、メンバーチェンジがピッタリとハマりました。

特にセル。本当に信頼の置ける選手に成長しましたね。ここでセルがいたら、と思うところに顔を出しボールキープ。小気味良くドリブルも加えられるし、まさにスーパーサブです。

エジミウソンの同点弾があり、PKは失敗したものの、さすがにサンフレッチェ広島の運動量も落ち、逆転を予感させる何かが埼玉スタジアムにはありました。

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そして、逆転は現実のものに。セットプレーからエジミウソンが頭で合わせる芸術的なヘディングでゴールを決めます。

しかし、浦和レッズペースになりつつも、ここでゲームを終わらせないのがサンフレッチェ広島の怖さです。

ひとたびゴールを奪えば、恐ろしいスピードと数でゴール前に襲いかかってきます。その度に、スタジアムには悲鳴にも似たような叫びが。

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試合終了と共に、ピッチに崩れ落ちるサンフレッチェ広島の選手たち。

結果的に2-1で勝利を収めることができましたが、ともすれば負けていてもおかしくなかったでしょう。このハードな試合で勝利をもぎ取れたのは、本当に大きいと思います。

そして、これがサッカーであり、ホームのサポーターの声がプレイする選手達を後押しした、とも思うのです。久しぶりに肌で感じました。

シーズンの折り返し地点で、今シーズンで最もハードで緊張感のある試合となりました。

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Jリーグ第17節vsサンフレッチェ広島

2009年7月11日(土)19:04キックオフ・埼玉スタジアム 試合結果 浦和レッズ2-1(前半0-1)サンフレッチェ広島 得点者:6分佐藤(広島)、68・84分エジミウソン 入場者数:44,149人

vsサンフレッチェ広島 試合後 フィンケ監督

実際に60分間に渡っては、広島の方が運動量では勝っていますし、ボール回しも本当にしっかりとした、優れたプレーをしていたと思っています。先ほど相手の監督にも直接お話をしましたが、『60分間は広島の方が本当に優れていた』と、本当に私は思っています。 しかし最後になってからは、彼らの運動量がやはり減りましたし、私たちの方もしっかりとボールを回すことができました。ですので最後の30分間で私たちが逆転劇を演出することができたと思っています。

湯浅健二の「J」ワンポイント

また、そんなショート&ショートの(人と)ボールのスマートな「動き」によってレッズ守備の視線と意識を「引きつけ」、そして最後は逆サイドでまったくフリーになっている味方や、ウラのスペースへ抜け出す味方へ、まさに同じリズムでボールを動かしてしまう(佐藤寿人が魅せつづけた素晴らしい飛び出しには鳥肌が立った!・・同時に、レッズ守備のボールウォッチャーぶりにもため息が出た!)

浦和2位浮上!光った高原、絶妙アシスト

死に物狂いで奪った勝ち点3。FW高原の左すねには痛々しくアイシングが巻かれた。4万人超の歓声を背にロッカールームへと消える階段を、よろけながら降りた。

浦和、逆転勝ちで2位浮上!エジミウソン2発

ところが、1-1の後半31分にはPKを外していた。「人生で初めてPKを外したが、みんなが励ましてくれたので2点目が取れた」と苦笑い。前半戦最後の試合でチームを優勝争いに踏みとどまらせる貴重な働きをみせ、存在感を示した。

浦和ポンテ11戦ぶり先発白星で飾る

浦和MFポンテが、先発復帰を白星で飾った。右足首痛を克服しての戦列復帰3試合目。背中を痛めて欠場したMF山田直輝に代わり、5月5日柏戦(国立)以来、ナビスコ杯を含む公式戦11試合ぶりのスタメンだった。ボランチに下がった後半は攻守両面で活躍。39分には左サイドからファーサイドへの正確なFKで、FWエジミウソンの決勝点をアシストした。

丸刈り効果?高原流れ変える同点アシスト

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高原同点演出!浦和3連勝2位浮上

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浦和・原口「そこで得点を決めたい」

原口は15日のナビスコ杯決勝トーナメント1回戦の清水戦に向けて「しっかり走ってチャンスをつくることは出来てるので、そこで得点を決めたい」と、6月13日のナビスコ杯大宮戦以来公式戦5試合ぶりのゴールを誓っていた。