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明日。ついに明日、最終回を迎える「あまちゃん」に関して、宮藤官九郎がインタビューに答えています。期待される続編ですが「現実的に難しい」とも語っています。NHK連続テレビ小説:「あまちゃん」あす最終回 震災「なしにできない」−−宮城出身・脚本の宮藤さんという記事です。

4月に始まったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」が28日、最終回を迎える。脚本の宮藤(くどう)官九郎さん(43)は毎日新聞のインタビューで、ドラマに込めた思いを語った。

ネットで話題になっているのは知っていたのですが、なんとなく「見たら負けだ」みたいな気持ちもどこにあり、最初の頃はキレイにスルーしていたのですが、ある日、試しに見てみたら、ずっぽりとハマってしまったのが「あまちゃん」でした。

アキちゃんが、東京に行くとか行かないとか、そんな頃でしたね。

もうまとめにテレビドラマなんて10年以上も見ていなくて、だから宮藤官九郎の作品も初めてで「こんなに面白い脚本や役者がいるんだ!」と、感動しながら見続けてきました。

ついでにいうと、7時50分に目が覚めるようになりました。

小泉今日子さんが演じた母春子らの離婚や、アキの親友のドロップアウトなど人間関係も現実的に描いた。終盤、北三陸が震災で津波に襲われる場面をどう描くか悩んだ。「東北の人は見たくないだろうが、なかったことにはできない」として、模型を使って表現した。

たくさんの伏線があったり、小道具にこだわりがあったり、絶対に"ながら見"が許されない作品でしたね。ココとココが繋がるのか! って素直に驚きましたけど、それが150回も続いたんだものなぁ。

いくら脚本を書くのが仕事といっても、これは本当に職人技です。

「三途の川のマーメイド」を「三代前からマーメイド」で回収したのは、本当に素晴らしい。なんということでしょう。脚本家って凄いと心の底から思いました。

あと、脚本も凄いけど、役者の力をまざまざと見せつけられたのも「あまちゃん」の良い思い出です。役者って凄いね! 舞台とか見てみたくなるよね!

全156話を書き終え、「ポカーンとした感じです」。続編への期待感が高まるが「役者もスタッフも全員そろわないとできない。現実的に難しい。自分にとっても大事な作品だから、やるなら100%の形でないと」と、苦笑いした。

ああ、いよいよ明日で終わりだなぁ。宮藤官九郎は、続編は現実的に難しいという。ぶっちゃけ、ずっと続編を期待している一人でした、ぼくも。

でも、物語がどんどん終わりに近づくにつれ、色々なことが終わりに近づくにつれて、寂しいけれど「あまちゃん」はこのまま「あまちゃん」として終わった方がいいんじゃないかな、という気もしてきました。無理に続編を作らなくても。

宮藤官九郎は別のインタビューで「今だけですよ。そのうち忘れちゃいます」とも語っているのですが、確かにみんなが少しずつ作品のことを忘れて、ときどき思い出すくらいがいいんじゃないかな、とか。心の中で「あまちゃん」は続けばいいんじゃないかな、って。

明日の最終回を控え、そんな気持ちになっています。

今年は「あまちゃん」と「半沢直樹」に出会い「ああ、テレビドラマって面白いじゃない!」と再認識した年になりました。当たり前だけど、面白いドラマは面白い、ですねぇ。

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