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東京都調布市の住宅街に小型プロペラ機が墜落した事故は、なぜ失速し墜落したのか、その原因が気になっていたのですか、離陸するのに限界ギリギリの重量だったことに併せて、高温による推力不足で高度を上げられなかったのでは、という推測の記事がありました。「満タンで5人」重量限度超えていた 小型機墜落です。

事故機を操縦したことがあるパイロット(57)は「この機種で燃料満タンにして5人も乗ったら、重くてアウトだ。ベテランなら常識だが…」と漏らした。積載量が多ければ燃料を減らすなどして調整するのが常識。

離陸可能な理論上の最大重量は約1,950kgで、280kgの燃料を積み、さらに大人が5人、機体重量が1,200kgとなると、確かに理論上の最大重量ギリギリだったのかもしれません。

これに加えて条件が良くなかったのが気温で「単発プロペラ機のエンジンは、高温になると性能が低下し、35度前後からは急激に出力が下がる」そうです。当日の11時頃の気温は34度で、滑走路も短く、十分な揚力が得られなかった可能性があるということです。

気温と揚力に関しては、Air Density and Performance - 空気密度と航空機の性能というページが参考になりました。

航空機は、空気の中を飛んでいるので空気の密度が性能に大きな影響があります。 空気の密度が高いと言う事は、一定の体積でより多くの空気の粒が有る、と言うことです。 空気の密度が高いと航空機はグングン上昇し、短い距離で離着陸ができます。

気温が高いと「空気の粒が大きく振動して、空気が広がろう」とするため、空気の密度が下がり、揚力を得るのが難しくなるそうです。

最悪な状態は「標高の高い空港(気圧が低い)から離陸する時に、うだる様に熱い真夏のお昼で、日本の様に湿気の高い日」だそうで、標高は高くありませんが、気温が高く湿気がある状態というのは合致していたかもしれません。

また、空気の密度が高い方がエンジンにたくさんの酸素が供給されるので、エンジン出力も増えるということです。

飛行機が飛ぶための揚力に、気温が関係しているとは知りませんでした。