「ムーンライトながら」座席指定券をネットオークションで転売して逮捕

人気夜行電車切符転売、ダフ屋行為で逮捕という記事より。

JRの夜行電車「ムーンライトながら」の座席指定券を転売目的で買ったとして、警視庁生活安全特別捜査隊は10日までに、都迷惑防止条例違反(ダフ屋行為)の疑いで、東京都新宿区歌舞伎町の会社員関根健真容疑者(37)を逮捕した。

夜行電車「ムーンライトながら」の座席指定券を転売目的で買ったとして、歌舞伎町の会社員が逮捕されました。

容疑者は指定券1枚を2〜8倍の値段で、ネットオークションで転売していたということです。「年間4、50万円の利益があった」と供述しています。

ムーンライトながらは東京発大垣(岐阜県)行きの夜行電車で、全国のJR普通電車が1日乗り放題になる「青春18きっぷ」と組み合わせると、長距離旅行ができることから人気がある。

JR新宿駅の窓口で購入していたということですが、普通に窓口で購入できるけれど、なかなか手に入りにくい、ということなのでしょうか。

ムーンライトながら – Wikipediaを見ると、

毎年8月中旬と12月下旬に東京都で開催されるコミックマーケットの開始日前夜発の上りと終了日発の下りは特に指定席券が取りにくいと言われ、発売開始してから1分も経たずに完売することが多い。

ということがあったりなど、料金も安価なため人気のようです。浦和レッズサポーターがアウェイの遠征に利用しているという話も目にしたことがあります。

人気の夜行列車指定席券でダフ屋行為によると、

調べでは、8月に9月2日の指定席券1枚を310円、同7日の指定席券2枚を1020円で購入。インターネット・オークションに出品し2~9倍の値段で転売した疑い。2日の券は1人がけの広い身障者席券で、「汗臭い男性が隣にくることはない。女性にお勧め」などと紹介した。

という具体的な方法も紹介されています。「券を買い占めて転売している人がいる」という苦情がJRに入り、直接本人に注意したものの辞めないことから逮捕に至ったということです。

[図解雑学] よくわかる鉄道のしくみ (図解雑学)

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