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富山県高岡市はモノづくりが盛んで「高岡クラフト」というブランドが立ち上がっています。その情報発信基地の一つが「はんぶんこ(HANBUNKO)」なのですが、こちらで体験できる「ぐい呑作り体験」が本当に素晴らしかったのです。このサイズの錫のぐい呑を購入すれば、普通に3,000〜4,000円するのですが、体験までついてなんと3,000円。むしろ、自分で作ったぐい呑は愛着もわきます。わきすぎます。富山駅と高岡駅の間は電車で約20分ですので、富山まで行ったら絶対に「ぐい呑作り体験」はした方が良いです!

世界でオンリーワン、自分だけのぐい呑が作れる!

興味のある方は、はんぶんこのサイトで400年続く高岡の伝統産業を体験「錫のぐい呑みをつくろう」も確認してください。

高岡銅器の起源は1609年、加賀藩主の前田利長が高岡城へ入城し、高岡の町を開いた際、町の繁栄を図るために、1611年(慶長16年)に礪波郡西部金屋村(現・高岡市戸出西金屋)から、金森弥右衛門ほか7人の鋳造師を現在の高岡市金屋町に呼び寄せたことから始まりました。

作ることに興奮してしまっていたのですが、高岡でこんなに長く続く伝統工芸だったのですね。さらに愛着がわいてきてしまいました。

「錫のぐい呑みをつくろう」
・1個:3,000円+税
・製作時間:約2時間〜
・受入可能人数:1〜6人/回
※製作終了後すぐにお持ち帰りいただけます。

ポイントは「製作終了後すぐにお持ち帰りいただけます」というところですよ。体験物は、ガラス工芸や陶芸など各種ありますが、後日送られてくるというものがほとんどだと思うのですね。それが錫ならどうだ。できたらお持ち帰りです。

だから、こんなこともできてしまうのです。

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帰りのしーんかーんせーん!

最高でしょ?

錫は熱の伝導率が高いのか、冷酒を入れたらすぐに冷たくなりました。自分で磨いた口触り。たまらんのです。こんなぐい呑を作ったら、これは間違いなく一生ものですね!

予約が必須ですので、必ず前もってお問い合わせください。

写真で見る「ぐい呑作り体験」

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作業工程としてはとてもシンプルなのですが、原型を作るところが思った以上に時間がかかります。ここに半分以上の時間を費やすと思っていると良いかもしれません。

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材料となる溶かす前の錫。けっこういい値段しているんですよ。だから、3,000円でワークショップが体験できるのは本当にお得なんです。

それでは写真で作業工程をご紹介しますね。

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木枠に原型を置き、上から専用の砂を詰めていきます。

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手で押し固めます。

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さらに砂を詰めます。

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これを4回くらい繰り返します。

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写真では途中を端折っていますが、ここまでが半分です。

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裏返します。

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また砂を詰めていきます。

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こちらも砂を詰め切ると、鋳型の完成です。

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ここにたどり着くまでに1時間以上はかかっています。この作業が成否を決めるとなると、慎重にならざるを得ないのですが。

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同時に錫を溶かし始めます。錫の融点は低いので、こうしたコンロで溶かすことが可能です。

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パカリと木枠を開け、ぐい呑の原型を取り出します。

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そして、慎重に元に戻します。取り出した原型の隙間ができているので、そこに錫を流し込んでやるという訳です。

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トロトロの錫。

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流し込みます。

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溢れることもあります。

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錫ず固まるまで4分待ちます。

さあ、パカリ!

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感動の一瞬!!!

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木枠から砂を全て取り出すと、ぐい呑が現れます。鋳型を作るのはかなり大変だったんですけど、報われたと感じる瞬間です。嬉しい。

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必要な部分をカットしたり、削って貰います。

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これでほぼ完成です。

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後はヤスリで磨いていきます。ここから先は、どんなぐい呑にしたいか好みで、人によっては2時間くらい磨いている人もいるのだとか。錫は柔らかいので、磨けば磨くほど、薄くなっていきますよ。

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短時間でしたが、力一杯磨いて、飲み口のあたりも薄くなりました。

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完成して洗ったところ。錫のモノづくり体験は日本全国で見ても珍しいようなので、ぜひ高岡クラフトで体験してください。いえ、体験しにいってみてください。この感動は作った人だけのものです。

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帰りの北陸新幹線で使えるってのが、またイイ!

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