「Chartbeat」サイトの“今”(同時アクセス数やリファラ)のリアルタイムアクセス解析が凄すぎる!

2010-01-15_1111.png

リアルタイムにアクセスしてきた人の情報が手に取るように分かるという、久しぶりにひっくり返ったリアルタイムアクセス解析サービス「Chartbeat」のご紹介です。

いしたにさん@みたいもん! に教えてもらったのですが、これはすごいサービスです。なんせ、リアルタイムにアクセス解析ができるのですから!

アクセス解析というと一般的には、過去のデータの分析でしょう。昨日はどうたったかな、と。Google Analyticsもそうです。

振り返るという意味ではそれでも良いのですが、ブログを書いていると「いま」何が話題になっているか、というのも気になるのですね。どんなページが見られているか、どんなキーワードが話題になっているか。

そして、そのリアルタイムなアクセス解析を実現しているのが「Chartbeat」です。1ヶ月間の試用の後、月額9.95ドルのコストがかかります。

ユーザ登録時からクレジットカードの番号が必要になるので敷居は高いですが、試す価値はありますし、ぼく自身は継続して利用しようと思っています。

ということで、どんなサービスかご紹介です。ユーザ登録後に、サイトにスクリプトを埋め込む作業をします。

2010-01-15_1114.png

ドメイン名を入力。

2010-01-15_1115.png

headタグの直後と、bodyタグを閉じる直前にそれぞれ、アクセス解析のためのスクリプトを挿入します。

2010-01-15_1124.png

スクリプトの挿入に問題がなければ「Added」と表示されます。

2010-01-15_1125.png

これでリアルタイムアクセス解析のスタートです!

2010-01-15_1617.png

↑ダッシュボードを細かく見ていきます。

2010-01-15_1509.png

同時に何人がアクセスしているか(リピーターか新規か)、読んでいるか、書いているか、アイドリングか、といったことが分かります。

2010-01-15_1509-1.png

ページのロード時間が分かります。どのページが何秒で表示されているか、さらに平均時間も分かります。

2010-01-15_1151-1.png

どこからアクセスしてきているか、が分かります。

2010-01-15_1508-2.png

訪問者がどのくらい滞在しているか、が内訳も含めて分かります。

2010-01-15_1508-1.png

どの検索エンジンからきたか、どのページからきたか、といったことが分かります。

2010-01-15_1508.png

リファラの詳細です。日本語の検索キーワードも、きちんと表示されています。

次の機能はユニークかつ分かりやすいです。

2010-01-15_1506.png

どのページにどのくらいの人が滞在しているか、がビジュアルで分かります。人数が多いと、表面積が大きくなります。

2010-01-15_1637.png

ヒートマップの機能もあります。

2010-01-15_1507.png

リアルタイムに見られているページが、リファラと共に分かります。

2010-01-15_1153-1.png

ツイッターなどで話題になっている様子も分かります。

いろいろ解析できるのですが、念のため改めて書いておきますが、全てリアルタイムの解析結果なので、刻一刻と変化していきます。その様子を眺めているのは、ある種の感動がありますね。

さらに過去の分析も可能になっていて、アクセス数やページのロード時間などの統計情報を見ることができるようになっています。

2010-01-15_1627.png 2010-01-15_1628-1.png 2010-01-15_1628-2.png 2010-01-15_1628.png

うーん、それにしてもこれだけの情報をリアルタイムで見られるというのもすごいですし、何よりユーザインターフェースが美しく、そして分かりやすいですね。

アクセス解析というのは頻繁に見るものなので、飽きがこない上に分かりやすくて使いやすくないと困るのですが、これだったら常に表示させていても苦になりません。

で、もっと驚くことに、なんと無料のiPhoneアプリ「Chartbeat」まで用意されているのですね。

chartbeat_iphone_01875.PNG

起動するとプッシュ通知についてダイアログが表示されます。この記事によれば「訪問者数が急増したときや、サイトのダウン時に通知」してくれるようです。

chartbeat_iphone_01876.PNG

ウェブサイトでユーザ登録に使用したID/PWでログインします。

後は、ウェブ版ほど細かくはありませんが、リアルタイムにいくつかの情報が更新されていきます。

chartbeat_iphone_01877.PNG chartbeat_iphone_01878.PNG chartbeat_iphone_01879.PNG

うーん、凄いですね。外出先ですらも、自分のサイトの「いま」を知ることができるなんて!

そして早速、週末にヤフー砲を受けたのですが‥‥

2010-01-18_1025.png

アクセス数が急激に増えたようで、それをきちんとiPhoneにプッシュでアラートしてくれました。

ちょうどMacを開いていたので慌てて確認してみると‥‥

2010-01-17 16.16.58.jpg

同時にアクセスしている人が約200人に跳ね上がっていました(通常は100人くらい)。

2010-01-17 22.45.13.jpg

アクセス数の過去推移を見ると、ヤフー砲で急にページビューが増えたことが分かります。2ヶ所に旗が立っているのですが、それがiPhoneプッシュされたタイミングです。

ウェブサービスはiPhoneとの連携が必須! と思わせるようなサービスにもなっている訳です。

ツイッターのようなリアルタイムウェブには、旧来のアクセス解析ではスピードが物足りなくなっており、まさに「Chartbeat」のようなサイトの“今”を教えてくれるリアルタイムアクセス解析サービスが必須という訳ですね。

さらに、リアルタイムでアクセス解析をしていると、トップページに表示する記事の配置についてもアイデアが生まれます。「タイトル+本文」にするか「タイトルのみの羅列」にするか、がまさにそれです。

当然のことながらトップページを見ている人が多く、さらにページの上の方から閲覧されるのが分かります。気付いたのは「タイトル+本文」の記事をクリックする人が多いということで「タイトルのみの羅列」よりもクリックされるかも? とヒントを得ました。

そこで、ネタフルのトップページの構成を「タイトル+本文」に、やや変更してみたところです。このように、リアルタイムアクセス解析はサイト制作にも役立ちそうなことも分かりました。

Chartbeat」は、確かにサービスを利用するハードルは高いのですが、1ヶ月間は無料で試用できるので、是非とも試してみるといいんじゃないかな、と思えるサービスです。

ABOUT US
コグレマサト
ブロガー/2004&2006アルファブロガー/第5回WebクリエーションアウォードWeb人賞/ブログ&ツイッター&LINE26冊執筆/HHKBエバンジェリスト/ScanSnapプレミアムアンバサダー/カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使/カルガリー名誉市民/チェコ親善アンバサダー/おくなわ観光大使/オジ旅/かわるビジネスリュック/浦和レッズサポーター/著書多数