緒形拳が亡くなりましたが、病室にかけつけ、その最期を看取った津川雅彦が、その様子をブログに綴っています。

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 南無妙法蓮華経!名優緒形拳が10月5日23時53分に亡くなった!というエントリーで、緒形拳の最期を看取ったことが書かれています。

午後になって又容態が急変し、とうとう危篤との知らせが入り、急きょ仕事をキャンセルして病院に着いたのが、5日19時頃、ベッドの上のガタは、嬉しそうに手を出してきてくれたので、『仕事!全部終わったのかい』と聞いたら『終わったよ!』と言うから、『流石のモンスターも、仕事が終わったから気が抜けたな?』といったら『そう!』と素直に頷いて、ちょっと起きると言って、ベッドに座り直したが、やはり、辛くてすぐに横になった!

危篤の状態でよくぞ、と思うのですが、元気に見せたいという、これもまた俳優魂なのでしょうか。

緒形拳は最期に、津川雅彦に向けて「お前身体大事にしろよ!良い映画沢山創ってくれよな!治ったら、うなぎ喰いに行こうな、白焼きをな」と言い遺したということです。

その4時間後‥‥

歌舞伎役者のように、虚空を睨み付けながら、静かに、静かに、息を引き取った!実に安らかに、全く苦しむ様子も見せず、名優らしい!カッコいい!立派な最後だった!

津川雅彦は「俺もあんな死に方したいと、本気で思えた!」と書いています。

今際の際の話をブログで書くことには賛否両論あるのかと思いますが、親友である津川雅彦が辛い気持ちをおして書いてくれたことを、ぼくはありがたく思います。

いろいろ考えさせられますし、いろいろと思い返したり、重ねあわせたり。死は遠くのできごとではなく、すぐそばに寄り添っているものなんだと、改めて感じました。