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先日、ロンドンオリンピックの柔道の試合をテレビで観戦した時に「ジュリー」の存在が気になりました。そういう名前の有名な審判なのだな、くらいに思っていたのですが、改めて調べると主審・副審とは別の「審判委員」であることが分かりました。

もともと「ジュリー(Jury)」とは「陪審員」といった意味で、主審・副審の判定をビデオ判定する役目なのだそうです。

それが今回、主審・副審の判定を覆すような存在になってしまっていることから、にわかに注目を集めているようです。

元々「ジュリー」は、シドニーオリンピックの篠原信一(現男子代表監督)の誤審問題を機に導入されたものだそうです。

【甘口辛口】篠原誤審問題を機に導入された「ジュリー」 審判の権威ゆらぐ? - ロンドン五輪2012特集 - MSN産経ニュース

ジュリーは、もともと一般市民から選ばれ裁判に参加する陪審員をいう。柔道では技の有効性を見極め、審判の判断を補助するために、シドニー五輪の篠原信一(現男子代表監督)の誤審問題を機に導入された。

ビデオ確認する補助的な役割だったはずが、判定を覆すまでになってしまうと、選手もどちらを向いて試合をして良いか分からなくなってしまいますね。

「何かあればジュリー、最後はジュリーに任せればいいという風潮が強まると、審判の権威や責任感がますます薄らぐ」と専門家。

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大相撲では審判部から「物言い」がついた際にビデオ判定で検証され、プロ野球では本塁打性の打球のみビデオ判定で検証される。限定的にビデオ判定が利用される他の競技と比べ、ビデオ判定への依存度は高い。

いちいち「ジュリー」に確認して、その度に判定に影響が出るようだと、観戦している方としても楽しめなくなってしまいますね。

出しゃばりすぎ? ジュリーって何者 勝敗覆すこともによると「IJFにはジュリーの権限について明文規定はなく、審判の判定を覆す権限がジュリーに与えられているという規定も存在しない」ということなので、そもそも「ジュリー」に与えられる権限を明確にする必要がありますね。

とりあえず柔道の「ジュリー」が何者か分かったことは、良かったですが。

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ジュリー制度導入は、ビデオ判定を目的にされたものだ。先に掛けた選手の「技」が有効か、それを返した選手の「返し技」が有効かを判断するのが主目的だったが、徐々に権限が拡大し、最近は主審が判断した有効、技あり、一本が適切であるかの判断が多くなり、今五輪でも度々、主審の判定が覆っている。