新しいiPodが発表されたその日、PSPが「ロケーションフリー LF-PK1」に対応したことを知り、詳しい情報を得ずに勢いで購入してみました。

もともと人気商品だったのか、楽天市場でも軒並み売り切れ。必要はなかったけれど、PC用ソフトと一緒に販売され残り4台だった「ロケーションフリー LF-PK1」を約3万円で購入することができました。

そのまま銀行振込、翌日発送、土曜日のお昼過ぎに手にすることができました。

届いたパッケージを開け、シンプルな本体を取り出します。意外に軽くシンプルという印象。無線ルータのようです。他にはいくつかのケーブル類と、HDDレコーダーを操作するためのAVマウスというものが付属しています。

AVマウスは信号を送り、リモートでHDDレコーダー、DVDレコーダー類を操作するためのものです。HDDレコーダーの信号受光部の上あたりに両面テープで設置します。

さて、まず最初にマニュアルを見たのが、ここでちょっと愕然としました。というのも、設置の仕方がよく分からなかったのです。HDDレコーダー(スゴ録)もけっこう苦労したのですが、そこに「ロケーションフリー LF-PK1」を加えるなんてどうしたものか‥‥。

マニュアルはペラ一枚の至ってシンプルなもので、

・アンテナを「ロケーションフリー LF-PK1」に繋ぐ
・「ロケーションフリー LF-PK1」と外部機器と繋ぐ
・「ロケーションフリー LF-PK1」をLANに繋ぐ

を図示したもので、現在のテレビなどとどのように繋ぐのかよく分かりません。しかも幸か不幸か我が家はCATVで、セットトップボックスとの関係も不明。少し青ざめながら、いざとなれば近所に住んでいる田中アップルにヘルプをお願いすれば良いかと考え、頭を整理して集中。

と、ここでもう一つ重要なことに気づきました。

なんと、有線LANで接続しないといけないみたいです。あまり下調べせずに購入した弊害がこんなにところに出てきました。

テレビのある場所とAirMacのベースステーションは、およそ距離にして5m。リビングを緑色のどぎついイーサケーブルが這っているので、これは何か考えなくてはいけません。

接続に関しては、よくよく考えると、「ロケーションフリー LF-PK1」はテレビ・HDDレコーダーの映像を外部にストリーミングするもの、なので、

・CATVのセットトップボックスのアンテナ出力と繋ぐ
・HDDレコーダーの出力と繋ぐ

でいいことに気づきました。これで良し、と。さらにAVマウス、電源ケーブルも繋いでおきます。

続いて、PSPからテレビを見られるように設定を‥‥とここまで来て、もしやWindowsマシンがないと詳細な設定ができないのでは!? という嫌な予感が頭をよぎります。

取り急ぎPSPのファームウェアをバージョンアップします。バージョンアップすると、ウェブブラウザと同じ場所「ネットワーク」に「ロケーションフリー」というアイコンが追加されています。

起動すると最初にネットワークの設定が必要になります。「ロケーションフリー LF-PK1」の無線LANネットワークに接続するための設定ですが、これはほぼ自動です。ただし、ID、パスワードを入力する必要があります。

結果的にWindowsマシンは必要ありませんでした(家庭内のネットワークでテレビを見る場合)。

ここまで完了すると、テレビのストリーミング視聴が可能になります。あっけなくテレビが見られ、ちょっと感動。テレビをつけていないのにテレビが見られるという、素朴な感動が。

メニューには、

・リモコン(チャンネル変更、 外部機器操作)
・画面モード(ズーム、フル、オリジナル、ノーマル)
・音声切りかえ
・入力切りかえ(テレビ、外部機器を切り替え)
・接続
・設定(チャンネル設定、リモコン設定、ベースステーション設定など)
・レート変更(1 低 〜 5 高)
・接続状態表示
・画面表示
・ヘルプ

があります。PSPの基本的な操作を踏襲しているので戸惑うことはないと思いますが、最初はそれぞれにどのような機能があるのか把握するのに少し時間がかかるかも。

実際にテレビを見た印象は、

・ニュースは音声、映像ともにクリア(品質は最高の5)
・バラエティー、通販番組も問題なさそう
・スポーツも見られる(!)

という感じ。

スポーツを見られるというのは、浦和レッズの試合を見てみました。上下300kbpsが必要ということですが、家庭内のネットワークであればスポーツも十分に見られると思います。あの小さいボディでせっせとエンコード作業をしてくれている訳ですね。感動。

ただし、ここまでだと市販されている液晶テレビと変わらないんですよね。やはり「ロケーションフリー LF-PK1」のメリットとして、HDDレコーダーの映像が見られるというのが大きいと思います。

外部機器のコントロールをするには、リモコンデータをメモリスティックにダウンロードする必要があります。もともとインターネット接続をしているPSPであれば、専用のウェブサイトに接続してダウンロードが可能です。

「リモコン設定」から「ビデオ入力1」などのリモコン設定が可能です。メーカーなどを設定し、リモコン操作ができる状態にします。

リモコンはテレビを見ている時はチャンネルの移動ができるように、そして「入力切り替え」をしてHDDレコーダーにしていると、HDDレコーダーのリモコンが表示されます。それが、下記の画面になります。

多少、操作にタイムラグは発生しますが、PSPからスゴ録を操作しているのは感動します。かなり数多くのHDDレコーダーに対応しているリモコン機能ですが、AVマウスという方法とは思いませんでしたね。再生、早送りなど、当たり前ですが問題なく操作できます。

ということで、一通り家庭内での視聴・操作を試すことができました。

ではこのPSPで、ライフスタイルがどのように変化していくのでしょうか? そのメリットは? と考えてみました。

・ながらテレビ

今でもテレビを見ながらインターネットしている人は多いと思いますが、パソコンの隣にPSPを置いておくことで、ほぼ視線移動することなくパソコンからPSPに視線を移すことができます。

ぼくはパソコンをしている時はテレビに背を向けるような形になるし、何より早朝にパソコンをいじっている時は寝ている家族がいるのでテレビを付けることはできません。から、ヘッドフォンをしてPSPで「テレビみながらパソコン」ができるのは凄い新鮮!

ニュースやトーク番組を聞きながら・見ながらというのもなかなか良いもんですね。

まだ試していませんが「寝ながらテレビ」も実はありかと思っています。布団にPSPを持ち込み、寝る前の10〜15分くらいテレビを見るのも良いのではないかと。

・テレビとHDDレコーダーを同時に見られる

誰かがHDDレコーダーを見ている時はテレビを、そしてテレビを見ている時はHDDレコーダーを見ることができます。単純にテレビが一台増えたと考えて良いと思います。

・HDDレコーダーの予約ができる

当然、リモコンからHDDの録画予約が可能です。ということは? ネットワークに対応していないHDDレコーダーでも、ホットスポットを探して外出先から番組予約ができる!

これはけっこうポイント大きいですね。あちゃ〜、録画予約を忘れたよ‥‥というのは時たまあり、そのためだけにネット対応のHDDレコーダーが欲しいなぁ、と思うこともあったくらいです。ネットワーク越しに予約できるというのは素晴らしい。

・HDDレコーダーに貯まってしまった番組を処理できる

なぜビデオiPodではなくロケーションフリーだったのかというと、これに尽きます。一番やりたかったのが、HDDレコーダーのコンテンツを見ること。これを実現するには、iPodでも従来のPSPでも非常に手間がかかる(もしくは不可能)だったと思います。

なんとか手軽にHDDレコーダーのコンテンツを見たい、しかも自宅以外で、という要望をかなえるには「ロケーションフリー LF-PK1」がピッタリだったのです。だからこの製品を知った時はPSP対応を切望したのですが、まさかこんなに早く登場するとは思いませんでした。

PSP + ロケーションフリーライフで、どのくらいコンテンツ消費量が上がるか今から楽しみです。


次は外出先でテレビを見る「NetAV」機能にチャレンジしたいと思っています。が、ルータがUPnP対応していると設定が簡単なようですが、そうでない場合は「詳細設定」が必要だそうで、これうまくいくのかな、とちょっと心配しています。

「設定」で「高度な設定」を見ると「外出先からルーターなどを経由してベースステーションに接続するための設定です」というのがあり、ここを開くとドメイン名が表示されます。なんと、ベースステーションにダイナミックDNS機能があるんですね。ポート番号もあるので、ファイヤウォールの場合はここを開けてやるのですね。

もしかすると意外に簡単にできるかも? ということで、外出先からのチャレンジは改めてレポートしたいと思います。

総じて感じたのは、簡単なのか難しいのが判断が難しいところ。マニュアルは非常にあっさりしていて、でも直感的に設定できるところも多かったりして。AVが苦手な人は最初につまづくでしょうし、PSPに不慣れな人は設定の途中でつまずくかもしれません。

という人には、ロケーションフリーテレビ設定パックというサービスが良いかもしれません。

ついでに、充電可能な【PSP】CYBER・クレードルPRO(ブラック)とか欲しくなりますね。

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