2016 07 14 0901

人を街に繰り出させるゲームですから、そりゃあトラブルも増えるでしょう。プレーヤーとプレーヤーの戦いでもある訳ですから。Ingressをプレイしていて強く実感したことの一つは「戦争ってこうやって起こるんだな」ということでした。

さてさて、海外で先行リリースされ、特にアメリカでの爆発的人気が伝えられている「ポケモンGO」ですが、急激にプレーヤーが増えたために、トラブルの発生も早いようです(Ingressもトラブルがありますが、ユーザーの増え方がこれほどではなかったので、こんなに急にトラブった印象はありません)。

スマホアプリ「ポケモンGO」人気爆発 事故懸念もという記事になています。

一方、トラブルの例も目立つ。ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺の犠牲者を慰霊する米首都ワシントンのホロコースト博物館では、展示そっちのけでポケモンの捕獲に走り回る入館者が殺到。博物館の関係者は「犠牲者を慰霊する場でゲームで遊ぶのは不適切だ」と批判した。

本来立ち入るべきではない場所に立ち入るとか、住宅街で通報があったとか、寺社からはエージェントの立ち入りが禁止されるとか、Ingressでも既に見た光景なのですが、やはり「ポケモンGO」でも同様のようです。

「歩行中に転倒して負傷したりするケースも出ている」というのも、これまでなら外に出なかったような人たちが大量に街に繰り出しているのですから、当然といえば当然でしょう。

『Pokémon Go』ポケモンでおびき出す「強盗事件」が発生というニュースもありました。

「より多くのプレイヤーをおびき寄せるために、ポケストップに『ビーコン』を追加することができます。おそらく強盗犯たちはこのアプリを使用して、駐車場などにおびき出される人々を確認していたようです。もしこのアプリを使用している、もしくはお子さんが使用している場合は不審者に注意してください」

ビーコンを犯罪に使ったのですか。Ingressと同じ機能だとするならば、ビーコンが立っていれば「そこに誰かがいる」というサインにもなりますので、交流したいと思って近づいていく人もいることでしょう。もし、人気の少ないようなところでビーコンを使い、誰かをおびき寄せていたとしたら‥‥。

しかもこの方法、一カ所ではなく、複数の場所で実行されたようです。

これから多くの人が街に繰り出せば、何らかのトラブルも増えていくことが予想されます。Ingressの場合は、ゆるやかにGoogle Hangoutを使ったローカルのコミュニティーが形成されている場合が多く、何が問題が起こると、まずその中で自浄作用が働くことが多いのですが「ポケモンGO」の場合にもそれが期待できるのか、というのは、ひとつ注目すべき点かと思っています。

犯罪などのトラブルではありませんが、CNN.co.jp : ポケモンGOをプレー、ポケモンではなく遺体を発見というニュースもありました。

遺体の発見に震え上がったというウィギンズさんだが、「発見に協力できてよかった。そうでなければ何日もあのままだったかもしれない」と振り返る。

本当に偶然だと思いますが、こういうことも起こりうるということで。逆に「ポケモンGO」をプレイして、立ち入り禁止の場所に入って自分が行方不明にならないように注意する必要もあると思います。

一方では、とにかく歩くのでダイエットに効果的とか、メンタルヘルスに効くという話も出てきています。このあたりはIngressでも実証済みですが、人を外に連れ出すというのは、本当に凄いゲームなんだと思います。

『ポケモンGO』プレイ中の米海兵隊員、街で殺人未遂犯をゲットというニュースもありました。

両者はカリフォルニア州フラートンの公園で『Pokemon GO』を遊んでいたところ、Soch氏がプラスチックの赤いバラを持った男性がいることに気が付いたとのこと。

これから、こういう偶然は増えるでしょうか?

爆発的な人気の「ポケモンGO」に海外セレブも夢中ということで、ジョン・メイヤー、ジョー・ジョナス、デミ・ロヴァートらも熱心なプレイヤーになっているということです。

「ポケモンGO」をプレイするにあたっての心配は、やはり未成年がトラブルに巻き込まれないか、ということです。@mehori が書いていますが「子供の参加方法ですが、Nia の利用規約には 13 歳以下のこどもについて登録の必要がある」としています。何か登録が必要のようです。

位置情報ゲームは自分の活動範囲を晒すゲームでもあるので、例えばTwitterアカウントと同一のIDにしないとか、現実の生活と結びつかないようにしておいた方が良いと思います。Ingress黎明期はそれが同一だったために、色々とポロポロと情報が漏れてしまう人も少なくなかったように思います。

追記:「ポケモノミクス」という言葉も生まれています。「物色の裾野は任天堂の大株主の京都銀行やゲーム開発で提携するディーエヌエーのほか海外にも広がった」

ネタフルでは次のような記事を書いています。

「Pokemon GO」Ingressとポケモンがコラボ!現実世界でポケモンをゲットして交換して戦え

「Pokémon GO(ポケモンゴー)」ゲーム画面が公開される!ゲーム内容的にはやはりIngressに近い?

「Pokémon GO Plus」近くにポケモンがいることが分かるデバイスが2016年7月末に3,500円で発売へ

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