「笠原一輝のユビキタス情報局」に「ネットブックが、あんなに安い理由」というコラムがありました。
それでは、なぜ従来のナショナルブランドのミニノートPCが20万円で、ネットブックは6万円なのだろうか? その秘密は部材の調達コストにあるのだが、実際のところネットブックと通常のノートPCではどの程度違うのだろうか? そのあたりの事情を、台湾のODMベンダーらを取材してわかったことなどを踏まえて考えていきたい。
最近、ぼくの周りでも購入する人が増えている、低価格ノートPCいわゆる「ネットブック」ですが、なぜあんなに安いのでしょうか?
もちろんスペックは価格なりですが、4万円とか5万円で購入できてしまうのですから、ついうっかり購入する人も増えようというもの。
どこかでコスト削減が計られているのは分かりますが、ではどこで安くなっているのか? ということを分析したコラムです。
もともとの背景としては、
Atomという低コストのx86プロセッサを計画していたため、そのマーケットを見つける必要があった
ということで「ネットブック」自体はIntelが積極的に動いたことで生まれたようです。そして、低価格ノートPCが消費者のニーズにマッチした、と。
筆者が台湾のODMベンダーなどを取材して独自に作成した、ネットブック、低価格ノートPC、ミニノートPCの部材コストが表でまとめられているのですが、これを見ると何が安いのかが一目瞭然です。
じゃあ、何が決定的に違うのかと言えば、3点ある。それがCPU+チップセットの価格、OSの価格、そして液晶パネルの価格だ。
CPUにしろチップセットにしろ、Intelの「ネットブック」ガイドラインを満たすと半額以下で提供されるそうです。
液晶に関しては、低価格ノートPCやミニノートPCが10.4インチ、14.1インチであるのに対して「ネットブック」は8.9インチと小さく、もはや50〜60ドル程度で入手できるのだそう。
さらにOSに関しては、Microsoftの定義するULCPCの仕様を満たせば「Windows XP Home Edition ULCPC」として30ドル程度になります。
もう一つの側面として、
Intelからネットブックを製造するためのデザインガイドが提供されていることだ。つまり、マザーボードのデザインや熱設計などはIntelから提供されているデザインガイドの通りに作ればよいので、自社でマザーボードを設計するというコストは最小限に抑えることができる。
ということで、開発費も抑えられているということです。
なるほどですねぇ。
「ネットブック」は、できるだけコストを抑えて、薄利多売で利益を上げていく、と。
購入する側からすれば、低価格でそれなりのノートPCを入手できるのは本当にありがたいことですが、メーカーからすればたまったもんじゃない、というところもあるのでしょうね。
というあたりで困っているのが日本のメーカー。なかなか参入できずにいたのですけど。
ネットブックの本質はとにかくコストをそぎ落として、低価格にするということが主眼にあると言ってよい。つまり、ナショナルブランドの得意な部分とは、逆の方向性を向いた製品だと言える。
東芝が「NB100」を発表したり、富士通が来夏の参入を発表したり。国内メーカーがどのように動いていくか、も注目です。
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